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書き方ガイド
海外営業の職務経歴書は、「英語ができる営業」として読まれると損をします。採用担当が知りたいのは、どの国で、何を、どんな売り方で売り、現地の誰を動かしてきたかです。
海外営業の仕事は、会社によって中身が大きく違います。同じ「アジア担当」でも、担当国の数や販売の形、案件の大きさで、任せられる仕事はまったく変わります。
この記事では、包装機械メーカーで国内営業を3年、アジアの海外営業を8年半経験した主任の記入例をもとに、項目ごとの書き方を解説します。代理店管理と英語での交渉の書き方、受注額と為替の扱い、商社・消費財の輸出・駐在・国内営業からの挑戦の書き分けも紹介します。
この記事でわかること
無料テンプレート
海外営業の職務経歴書、記入見本つきのテンプレートがあります
この記事の記入例と同じ形式で、Word・Excel・PDFの3形式。空欄のテンプレートと記入見本がセットになっています。
まずは完成イメージです。食品・医薬品向けの包装機械メーカーに新卒で入社し、大阪で国内営業を3年経験した後、2018年から海外営業部でアジアを担当している人を想定しています。2023年からは主任として、ASEAN5か国と代理店5社を受け持っています。画像をタップすると拡大できます。

この記入例と同じ形式のテンプレートを無料で用意しています。Word・Excel・PDFの3形式で、空欄テンプレートと記入見本の2点セットです。
書き方に入る前に、海外営業の転職に関わるデータを見ておきます。3つの資料を重ねると、見えてくることは1つです。海外を担う人は足りていませんが、「海外営業◯年」「アジア担当」「資格あり」といった肩書きだけでは選ばれません。評価されるのは、どの国で、何を、どんな条件でまとめてきたかが見える人です。
ジェトロ(日本貿易振興機構)が2026年2月に公表した「日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」では、海外ビジネスを行う企業の85.2%が、海外展開を担う人材の人数が「不足している・確保できていない」と答えました。調査は2025年11〜12月に行われ、3,369社が回答しています。

出典:2025年度 日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査 速報版(ジェトロ)(2026年2月12日)「Ⅲ.海外展開を担う人材」
大企業では「一部不足」と「大幅に不足」を合わせて83.4%と、8割を超えます。そして、人数だけでなく能力・適性についても、88.9%の企業が「不足している・期待水準を満たさない」と答えています。
調査は海外営業に限らず、海外展開を担う人材全体について聞いたものです。それでも応募する側から読めば、「人が足りないから、海外経験があれば歓迎される」とはいえません。編集部の読みでは、企業は経験の中身まで見て選んでいます。「海外営業8年」だけでは、期待する水準に届く人かを判断してもらえないのです。記入例のように「ASEAN5か国・代理店5社」と担当の範囲を数で示し、「12台・4億8,000万円」のような案件の規模や、交渉した条件まで書くと、判断の材料がそろいます。
同じ調査で、今後3年程度で最も重視する輸出先を聞いたところ、「米国」が27.1%で首位でした。2位は「ASEAN」の19.4%、3位は「中国」の13.9%です。

出典:2025年度 日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査 速報版(ジェトロ)(2026年2月12日)
調査結果によると、中国を最重視する企業は2022年から減り続け、ASEANも2024年から減る傾向にあります。大企業ではインドを挙げる企業が12.5%と、1.7ポイント増えました。
首位の米国でも3割に届かず、答えは国・地域ごとに分かれています。応募先によって「経験してほしい国」が違うので、「アジア」とまとめると、重点市場と重なっていても気づいてもらえません。担当した国は国名で書き、応募先の求人票や会社のウェブサイトで確かめた重点市場と重なる国を、職務要約で先に出しましょう。記入例も「ASEAN5か国」に加え、職務経歴でタイ・ベトナム・インドネシア・フィリピンと国名を出しています。
海外営業の資格欄でよく見かけるのが、日本貿易実務検定協会の「貿易実務検定」です。2025年度(2025年4月〜2026年3月)の実施分を合計すると、C級は5回で8,871人が受験し、合格率は62.7%でした。B級は49.6%、年1回のA級は31.7%です。

出典:受験者数と合格率(日本貿易実務検定協会)(C級・B級・A級の各ページ、2026年10月閲覧)
C級は受験者が多く、6割強が合格する基礎の級です。経験の浅い人にとっては、貿易の基礎を自分で学んだ証明になります。一方、経験者がC級を書いても、それだけで実務の力が伝わるわけではありません。
だから経験者は、資格欄には級と取得年月を書き、実務の中身は職務経歴やスキル欄で示します。記入例も資格欄は「2019年7月 貿易実務検定 C級 合格」の1行にとどめ、活かせる経験に「貿易条件(インコタームズ)・支払条件の調整と輸出手続きの実務」と書いています。
まとめると、海外営業の職務経歴書では、肩書きや資格に加えて、担当した国と範囲と英語でまとめてきた条件を具体的に書けるかで差がつきます。ここからは、採用担当がそれを書類のどこで確かめているかを見ていきます。

こうした変化と採用の現場でよく言われる傾向を踏まえると、採用担当は次の3つを確認しています。どの項目でも、このどれかが伝わるかを意識しましょう。
ここからは項目ごとに、NG例とOK例を並べて解説します。OK例は、記入例の文章をそのまま使っています。
職務要約には、商材・担当した国や地域・販売の形・立場・代表的な数字を3〜5行でまとめます。国内営業から海外営業に移った人は、その流れも1文で書きましょう。データの章で見たとおり、重視する輸出先は会社ごとに違います。応募先の重点市場と重なる国があれば、ここで先に出します。
× NG例
大学卒業後、メーカーに入社し、海外営業としてアジアのお客様を担当してまいりました。英語を使ってグローバルに活躍し、海外の売上拡大に貢献しました。
ここが惜しい
○ OK例
大学卒業後、2015年4月に株式会社サンプルマシナリーに入社し、約11年半、食品・医薬品向け包装機械の営業に従事してまいりました。国内営業を3年経験した後、2018年から海外営業部でアジアを担当し、現在は主任としてASEAN5か国・代理店5社を受け持っています。2025年度は受注額15億4,000万円(達成率110%、前年比118%)を達成しました。
ここが評価される
職務経歴は、異動や担当地域が変わるごとに行を分け、【担当】【実績】【取り組み】の見出しをそろえて書きます。下の画像の3つのポイントを押さえましょう。

会社概要には、記入例の「海外売上比率38%」のように、海外の事業の重みがわかる数字を添えます。担っていた役割の大きさが伝わります。
× NG例
海外営業部にてアジア地域を担当。現地代理店と連携し、多くの案件を受注しました。出張で現地のお客様とも良好な関係を築きました。
ここが惜しい
○ OK例
【担当】ASEAN5か国・代理店5社。後輩2名を指導。出張は年8〜10回
【実績】2025年度:受注額 予算14億円/実績15億4,000万円(達成率110%、前年比118%)
タイの食品メーカーの新工場向け包装ライン12台を受注(4億8,000万円、2025年)
(中略)
ここが評価される
渡航できなかった時期も、やったことで書く
記入例では、渡航が制限された2020〜2021年度を「出荷前の立会検査をビデオ通話で行う手順を技術部と作成。2年間で18台を予定どおり出荷」と書いています。出張できない時期は、代わりに何を新しく始め、何を守れたかを書くと、空白に見えません。
海外営業の数字は、国内営業より読み違えられやすい数字です。何の数字で、どの通貨で集計したものかを書き分けると、面接で数え方を聞かれても困りません。
採用担当が知りたいのは、代理店をどう動かし、何が変わったかです。「関係を築いた」で終わらせず、仕組みと数字の変化で書きます。
× NG例
現地代理店と密にコミュニケーションを取り、信頼関係を構築しました。英語での価格交渉も担当し、有利な条件で契約を締結しました。
ここが惜しい
○ OK例
代理店5社と四半期レビューを導入し、引き合い年42件→71件(2022→2025年度)
代理店2社に消耗部品の在庫を置き、部品納期を平均約3週間→約5日に短縮
ここが評価される
交渉の実績は、何の条件を、どう決めたかまで書きます。海外の商談では、価格のほかに次のような条件が交渉の対象になります。
| 交渉の対象 | 内容 | 書き方の例 |
|---|---|---|
| 価格 | 見積りの金額、値引き | 見積りが競合より約8%高い中で受注(記入例) |
| 貿易条件 | インコタームズ(FOB・CIFなど)。費用とリスクを売り手から買い手に移す地点の取り決め | 代理店ごとに違った貿易条件をそろえた |
| 支払条件 | 前受金の割合、信用状(L/C)を使うかなど | 回収のリスクと受注の取りやすさを考えて調整した |
| 納期・保証・部品 | 据付の日程、保証の期間、部品の供給 | 部品納期を平均約3週間→約5日に短縮(記入例) |
記入例の自己PRでは、タイの案件を「稼働率と部品の納期を数字で示し、支払条件も合わせて交渉した」と書いています。価格で負けていても、ほかの条件で受注をまとめた経験は、海外営業の交渉力を示す一番の材料です。
ここでは、入社後すぐに任せられる範囲を3つ程度に絞って書きます。海外営業なら、担当してきた業務の範囲・代理店の管理と開拓・英語と貿易の実務に分けると、重なりなく書けます。
× NG例
・ビジネスレベルの英語力
・海外営業経験
・異文化コミュニケーション能力
ここが惜しい
○ OK例
・アジア向け産業機械の海外営業8年半。引き合いから契約交渉・据付後のフォローまで担当
・代理店5社の管理と、新規代理店の開拓(フィリピン:候補選定から契約交渉・立ち上げまで)
・英語での商談・契約交渉。貿易条件(インコタームズ)・支払条件の調整と輸出手続きの実務
ここが評価される
海外営業の書類では、語学の欄がよく読まれます。ただし、スコアだけでは、商談や交渉を任せられるかはわかりません。英語を使った場面と期間を書き、スコアは裏づけとして添えます。
× NG例
英語:ビジネスレベル(TOEIC 885点)
ここが惜しい
○ OK例
英語|商談・価格交渉・契約書の確認、代理店向けの製品研修(8年半)。TOEIC 885点
Excel・PowerPoint|見積り・採算の計算表、代理店ごとの販売計画と案件リスト、英文の提案書
ここが評価される
語学のスコアと資格は、取得年月とあわせて
IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)によると、2025年度のTOEIC L&R公開テストの平均は616点です。高いスコアは強みですが、古いものだと今の力を表していないと見られることがあります。取得年月を添え、英語以外の言語はレベルと使った場面を書きます。貿易実務検定のような業務に関わる資格も「■資格」欄に書きましょう。
自己PRは「強み → それを発揮したエピソード → 結果の数字」の順に書きます。海外営業では、課題 → 自分が始めた仕組み → 数字の変化の流れにすると、異文化や語学の話に寄りすぎず、営業の力として伝わります。
× NG例
私の強みは、どんな国の方とも物おじせずに話せるコミュニケーション力です。海外出張も多く、現地の文化を尊重しながら仕事を進めてきました。最近はAIも活用して英文メールを効率化しています。
ここが惜しい
○ OK例
代理店と一緒に販売計画を立て、売れる仕組みにする力
代理店とのやり取りが見積り依頼だけだったため、四半期ごとのレビューで販売計画と案件リストを共有しました。引き合いは3年で年42件から71件に増え、2025年度の受注額は前年比118%です。
ここが評価される

海外営業は、会社の業態と自分の立場によって、採用担当が見るポイントが大きく変わります。メーカーで代理店を通して売ってきた人は、ここまでの記入例がそのまま当てはまります。
| タイプ | 採用担当が見るポイント | 強調したい数字 |
|---|---|---|
| メーカーの海外営業(記入例) | 製品を理解し、代理店と現地の顧客を動かす力 | 受注額と達成率、担当国・代理店の数、大型案件、引き合い件数 |
| 商社の海外営業 | 仕入先と販売先をつなぎ、利益を残す力 | 粗利額と達成率、取扱高、仕入先・販売先の数、新しい商流 |
| 消費財・食品の輸出営業 | 海外のバイヤーを見つけ、売場に並べ続ける力 | 輸出額、取引国・輸入代理店の数、展示会の商談件数、新規の取扱商品数 |
| 海外駐在(現地法人の営業) | 現地の組織を動かし、日本と現地をつなぐ力 | 現地法人の売上の伸び、管理した現地スタッフの数、現地企業の顧客数 |
| 国内営業から海外営業へ | 国内で培った営業の型と、英語の業務経験 | 国内での達成率、海外の顧客とのやり取りの件数、語学のスコア |
商社の海外営業は、海外の仕入先と国内外の販売先の間に立ち、輸出入や三国間の取引をまとめる仕事です。取扱高が大きくても、利益が残らなければ評価されにくいため、粗利を軸に書きます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【担当】化学品原料の輸出入。中国・韓国の仕入先6社と、国内外の販売先約30社
【実績】2025年度:粗利 目標1億2,000万円/実績1億3,800万円(達成率115%)、取扱高 約28億円。ベトナムの新規販売先2社との三国間取引を立ち上げ
ポイント
よくある落とし穴
仕入先と販売先の名前、仕入値と売値を具体的に書いてしまうケースです。商社にとっては取引の中身そのものが機密です。国・業種・社数と、粗利の総額までにとどめましょう。
食品・化粧品・日用品などの輸出では、海外の輸入代理店やバイヤーを見つけ、現地の売場に商品を並べてもらうまでが仕事です。見つける・決める・並べ続けるの流れで、それぞれの数字を書きます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【担当】菓子の輸出。台湾・香港・シンガポールの輸入代理店7社
【実績】2025年度:輸出額 目標3億円/実績3億3,000万円(達成率110%)。海外の展示会に年3回出展し、商談約150件から新規の輸入代理店2社と契約
ポイント
よくある落とし穴
輸入国の表示や規制への対応を書き忘れるケースです。国ごとにラベルの表示や使える原材料が違うため、品質保証部門と調整して輸出できる形にした経験は、食品・化粧品の輸出では必ず書いておきたい実績です。
現地法人に駐在して営業を担当した人は、本社での所属と現地での役職を分けて書きます。駐在の経験で特に見られるのは、現地のスタッフを率いて成果を出したかどうかです。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【所属】海外営業部(出向:タイ現地法人 営業課長、2021年4月〜2025年3月)
【担当】現地法人(従業員45名)の営業。現地スタッフ8名を管理
【実績】営業部門の売上 2021→2024年度で約1.4倍(現地通貨ベース)。日系以外の現地企業の顧客 5社→14社
ポイント
よくある落とし穴
「現地法人の運営全般」とまとめてしまうケースです。駐在中は営業以外の仕事も増えますが、応募先が知りたいのは自分が責任を持った範囲です。営業、人の管理、本社との調整のどれを担ったかを分けて書きましょう。
海外営業が未経験でも、国内営業の実績は大きな材料になります。そのうえで、海外の顧客や英語に触れた業務を、小さなものでも具体的に書きます。データの章で見たとおり、貿易実務検定C級は6割強が合格する基礎の級ですが、未経験の人にとっては貿易の基礎を自分で学んだ証明になります。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【担当】工作機械部品の国内営業。海外メーカーの日本法人3社を含む約50社
【実績】2025年度:売上 目標2億円/実績2億1,800万円(達成率109%)
【英語の業務】海外工場との納期調整・見積りのメール 月約40件、電話会議 月2回。TOEIC Listening & Reading Test 780点(2026年5月)
ポイント
よくある落とし穴
「海外で活躍したい」と熱意だけを書くケースです。採用担当は、入社後に何を任せられるかを見ています。英語を使った業務の件数や、学んでいる内容を具体的に書きましょう。
あわせて読みたい:営業職の職務経歴書の書き方
最初にお伝えしたいのは、AIの使い方や、AIの経験を求める度合いは、応募先の規模・業界・社内ルールによって大きく違うということです。IPA(情報処理推進機構)の「DX動向2026」では、AIを導入している企業は従業員1,001人以上で8割近くにのぼる一方、101人以下では16.6%でした。
AIの経験がないことで不利になると考える必要はありません。求人票に「生成AI」「AIツール」などの言葉があれば具体的に書き、なければ語学・PCスキル欄に1行添える程度で十分です。
同じIPAの調査では、AIを導入している企業の用途として「文書・音声の要約、翻訳、校正」が82.5%にのぼりました。外国語の文書を毎日扱う海外営業は、AIを使える場面が多い仕事です。2026年時点では、次のような使い方が現実的です。
価格・納期・保証など、約束になる文言は、AIの文章をそのまま送らず自分で確かめます。英語の言い回し一つで、相手に別の約束として伝わることがあるからです。
AIの経験は、「AIで効率化」と書くだけでは伝わりません。使った業務・入れなかった情報・自分で確かめたことの3つをセットで書きます。
× NG例
ChatGPTなどの生成AIを活用し、英文メールや契約書の翻訳を効率化しました。英語の業務のスピードが大きく上がりました。
ここが惜しい
○ OK例
生成AI|社内で認められたツールで英文メールの下書きを作成(2025年1月〜)。機密情報は入力せず、内容は自分で確認
ここが評価される
取引先の情報を守るため、生成AIの利用を禁止したり、使える業務を限ったりしている会社は珍しくありません。使っていないことで評価が下がると考える必要はありません。英語で交渉をまとめてきた経験は、AIの出力が正しいかを確かめる力の土台そのものです。
代わりに、業務を仕組みにした経験を書きましょう。よく使う英文の型をまとめて課で共有した、代理店向けのよくある質問集を作った、案件リストで引き合いを管理した、といった経験は、AIを使った効率化と同じ「仕事のやり方を自分で改善できる力」を示します。
海外営業は案件が大きく期間も長いため、年度によっては目立つ数字がないこともあります。見る角度を変えれば、書ける数字はあります。
大型案件が長く、在籍中に受注まで至っていない
商談の段階ごとの件数と金額を書きます。
例:「2025年度:見積り提出 24件・計約20億円、うち仕様確定まで進んだ案件 7件」
海外の設備案件は、引き合いから受注まで年単位になることもあります。どこまで進めたかを書けば、商談を前に進める力が伝わります。
代理店経由の販売で、自分の数字が見えにくい
「担当代理店経由の受注額」と、数字の範囲をはっきり書いたうえで、自分がしたことを添えます。
例:「代理店4社の販売員向けに製品研修を年12回実施。担当代理店経由の受注 前年比112%」
代理店の数字と自分の行動を分けて書くと、成果をそのまま自分の手柄にしていないことも伝わります。
担当国の情勢で、数字が大きく落ちた年がある
渡航制限、政情、関税、為替など、自分では変えられない理由で数字が落ちた年は、代表の年にしなくてかまいません。その年は、守れたことを書きます。
例:記入例の「出荷前の立会検査をビデオ通話で行う手順を技術部と作成。2年間で18台を予定どおり出荷」
貿易事務や営業アシスタント寄りで、営業の数字がない
書類と手配の件数、正確さで書きます。
例:「輸出の船積み手配 月約60件、信用状(L/C)取引の書類作成 年約80件。書類の不備による支払いの遅れ 0件」
担当した国と取引先の数を添えると、海外営業に移ったときに任せられる範囲もイメージしてもらえます。
あわせて読みたい:営業事務の職務経歴書の書き方
書き終えたら、提出前に次の項目を確認しましょう。
状況別の無料テンプレート
ブランク、転職回数、未経験…気になる事情があるなら、状況別の記入見本も
職種の書き方はこの記事で、事情の伝え方は状況別の記入見本で。2つを組み合わせれば、書きにくいところも迷わず書けます。
英語を使った場面と期間を具体的に書けば、英語の業務経験は伝わります。古いスコアは取得年月を添えて書き、求人票にスコアの目安があれば受け直しも検討しましょう。
語学欄に言語ごとに分けて、レベルと使った場面を書きます。「商談の通訳なしで価格交渉」「日常会話と工場見学の案内」のように場面で書くと、伝わりやすくなります。検定の級やスコアがあれば資格欄にも書きましょう。
社内で集計した数字のまま書いてかまいません。ただし、為替の影響が大きかった年は、台数や件数、現地通貨での伸びを添え、自分の力で伸ばした部分を面接で説明できるようにしておきましょう。
国名は、応募先が自社の市場と比べるために大切な情報なので、書いてかまいません。取引先や代理店の会社名は伏せ、「タイの食品メーカー」のように国・業種・規模で書きます。契約の単価や値引きの幅は書かないようにしましょう。
商談や交渉で英語を使ってきたことが職務経歴や語学欄に書かれていれば、AIは下書きの道具として読まれます。「社内で認められたツールで」「機密情報は入力せず、内容は自分で確認」と添え、面接ではAIの文章のどこを直したかを話せるようにしておきましょう。
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