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書き方ガイド
入社前に聞いていた仕事と違った。職場になじめなかった。会社の業績が急に傾いた。理由はさまざまでも、1年もたたずに辞めた経歴があると、「次の会社にも、すぐ辞める人だと思われるのでは」と不安になるものです。
厚生労働省の調査では、転職した人の約5人に1人は、前の勤め先での勤務期間が1年未満でした。短期離職は、決して特別なことではありません。採用担当が気にしているのは在籍期間の短さそのものより、「同じ理由で、うちでもまた辞めないか」だと考えられます。
この記事では、Web広告代理店で約3年半働いたあと、事業会社を8か月で退職した人の記入例をもとに、短期離職の伝え方と、項目別のOK例・NG例を解説します。退職理由のケース別の書き分け方と、面接で聞かれたときの答え方も紹介します。
この記事でわかること
無料テンプレート
短期離職がある人の職務経歴書、記入見本つきのテンプレートがあります
この記事の記入例と同じ形式で、Word・Excel・PDFの3形式。空欄のテンプレートと記入見本がセットになっています。
まずは完成イメージです。Web広告代理店で約3年半、広告の運用を担当したあと、事業会社のマーケティング職に転職し、会社の方針の変更で業務内容が大きく変わったため8か月で退職した20代後半の人を想定しています。職務経歴のすぐ後ろに「短期間での退職について」の欄を設けているのが特徴です。画像をタップすると拡大できます。

この記入例と同じ形式のテンプレートを無料で用意しています。Word・Excel・PDFの3形式で、それぞれ空欄テンプレートと記入見本の2点セットです。
無料テンプレート
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短期離職の伝え方が整ったら、次は実績の書き方です。職種別の記入見本をかたわらに、望む企業の「会いたい」を引き寄せましょう。
書き方の前に、短期離職がどのくらいあるのか、人はどんな理由で職場を離れているのかを、公的なデータで確認しておきましょう。
厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)」によると、2022年3月に大学を卒業して就職した人のうち、3年以内に離職した人は33.8%でした。高校卒は37.9%、短大等は44.5%です。

出典:新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)(厚生労働省)
大学卒の33.8%を年ごとに分けると、1年目が12.1%、2年目が11.9%、3年目が9.9%です。大学を出て就職した人の約8人に1人は、1年目のうちに最初の勤め先を離れています。最初の会社を早く辞めることは、多くの人に起こっていることだといえます。
次に、新卒に限らず転職した人全体を見ます。厚生労働省の「令和7年転職者実態調査の概況」で、転職者の直前の勤め先での勤務期間を見ると、6か月未満が8.2%、6か月以上1年未満が10.8%でした。合わせて19.0%が1年未満で前の勤め先を離れています。

出典:令和7年転職者実態調査の概況(厚生労働省) 表9
1年以上2年未満の13.8%も加えると、約3人に1人が2年未満で転職しています。この数字は、短期離職のあとに次の勤め先が決まった人たちのものです。短期離職があっても、転職を実現している人は数多くいます。
職務経歴書への落とし込み方
短期間で辞めた職歴も、隠さずに書くのが基本です。入社と退職の年月を見れば、在籍期間の短さは必ずわかります。職務経歴の後ろに「短期間での退職について」の欄を設け、読み手の疑問に先回りして答えましょう。
どんな理由で職場を離れているのかも見ておきます。厚生労働省の「令和7年雇用動向調査結果の概況」から、転職した人が前の職場を辞めた理由を見ると、女性は「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が12.9%、「職場の人間関係が好ましくなかった」が11.5%でした。男性は「給料等収入が少なかった」が9.9%、人間関係が8.9%、労働条件が8.5%です。

出典:令和7年雇用動向調査結果の概況(厚生労働省) 表5
「会社都合」も男性5.3%、女性6.2%あり、本人の意思と関係なく職場を離れる人も一定数います。辞める理由は人それぞれで、どれか一つが「悪い理由」というわけではありません。大切なのは理由の種類より、それを次の職場選びにどう生かしているかを示せることだと考えられます。
職務経歴書への落とし込み方
労働条件や人間関係が理由でも、そのまま「条件が悪かった」「人間関係が悪かった」と書く必要はありません。何が起きたかという事実と、それを受けて自分がどう判断したかを書けば、前の会社の批判に見えず、事実も曲げずに済みます。

短期離職のある応募者の書類を読むとき、採用担当が確かめたいことは、おおむね次の3つに集約されます。どの項目を書くときも、このどれかに答えられているかを意識しましょう。
書類の印象を左右するのは、在籍の短さよりも、この3つに答えられているかどうかです。特に1つ目への答えがないと、どれほど経験が豊富でも「またすぐ辞めるのでは」という不安が残ってしまいます。
ここからは項目ごとに、NG例とOK例を並べて解説します。短期離職のある人の書類で特に差がつくのは、職務要約と、短期間での退職の説明の書き方です。
職務要約は、採用担当が最初に読む部分です。短期離職のことが気になって、冒頭から事情の説明を書く人もいますが、最初に書くのは、いちばん長く働いた職場の経験です。短期離職は後半に、入社した時期と何が変わったか、退職した年月を1文で添えます。
× NG例
前職は入社前の説明と業務内容がまったく違っていたため、やむを得ず8か月で退職しました。短期間での退職となり大変申し訳ございませんが、次の職場では長く働きたいと考えております。
ここが惜しい
○ OK例
大学卒業後、Web広告代理店の株式会社サンプルデジタルで約3年半、Google 広告・Yahoo!広告・Meta広告の運用を担当しました。(中略)2025年11月に事業会社の株式会社サンプルメディアへマーケティング職として入社しましたが、会社の方針で広告出稿が大幅に縮小されて業務内容が大きく変わったため、2026年6月に退職しました(在籍8か月)。今後は広告運用と分析の経験を軸に、長く働きたいと考えています。
ここが評価される
在籍が短いと、「8か月では書くことがない」と1〜2行で済ませてしまいがちです。しかし数行しかないと、採用担当には「何もしないまま辞めた人」に見えてしまいます。担当した業務と、短い期間なりの実績を、ほかの職歴と同じ形式で書きましょう。
× NG例
マーケティング部
マーケティング業務を担当。短期間のため、目立った実績はありません。
ここが惜しい
○ OK例
マーケティング部(4名)
【担当】2025年11〜12月:アプリの新規会員獲得のための広告運用(月約300万円)
2026年1月〜:公式SNSの運用と、販促キャンペーンの企画・運営(会社の方針で広告出稿が大幅に縮小されたため)
【実績】
広告運用:配信先と広告素材を見直し、インストール1件あたりの単価を約1,050円から約880円に改善(2025年12月)
SNS運用:投稿の反応を分析して企画を整理し、フォロワーを約2.8万人から約3.5万人に増加(2026年1〜6月)
ここが評価される
退職理由は職務経歴の中には長く書かず、( )で一言添える程度にします。詳しい経緯は、次の欄にまとめましょう。
短期離職のある人の職務経歴書で、いちばん大切なのがこの欄です。職務経歴のすぐ後ろに「■短期間での退職について」という見出しを立て、【経緯】【退職の理由】【学んだこと】【次の職場選びで大切にしていること】の4つを書きます。下の画像の3つのポイントを押さえましょう。

× NG例
■短期間での退職について
入社前の面接では広告運用を担当すると聞いていましたが、入社後すぐに方針が変わり、希望しない業務ばかりを任されるようになりました。会社の判断に納得できなかったため、退職しました。
ここが惜しい
○ OK例
【経緯】入社2か月後の2026年1月に、会社の方針で広告出稿が大幅に縮小され、業務の中心がSNS運用とキャンペーン運営に変わりました。
【退職の理由】上長と面談し、広告運用の再開や異動の見通しを確認しましたが、当面は予定がないとのことでした。広告運用と分析の経験を軸に長く働ける環境を選ぶため、2026年6月に退職しました。
【学んだこと】(前略)一方で、入社前に広告予算の方針まで確認しなかったことは反省点です。
【次の職場選びで大切にしていること】広告運用と分析を中心に担当できること、広告予算の考え方を選考の段階で確認できることを軸に、応募先を選んでいます。
ここが評価される
反省点は、「入社前に〇〇まで確認しなかった」のように、次に生かせる形で1文書けば十分です。反省点と判断軸がそろうと、短期離職が「学びのある経験」として読まれやすくなります。
同じ出来事でも、言葉の選び方で印象は大きく変わります。採用担当が身構えるのは、「〜させられた」「〜してくれなかった」という受け身や不満の言葉です。事実を曲げずに、自分の判断として言い換えましょう。
× NG例
給料が安く、残業も多いブラックな職場でした。
上司と合わず、まともに仕事を教えてもらえませんでした。
ここが惜しい
○ OK例
月の残業が平均約60時間の状態が続き、業務の進め方を上長と見直しましたが、改善の見通しが立たなかったため退職しました。
少人数の部署で、業務の引き継ぎを受けられる体制がない中、独学で対応してきました。今後は、チームで知識を共有しながら成果を出せる環境で働きたいと考えています。
ここが評価される
事実を和らげようとして、実際になかった理由を作るのは避けましょう。面接で深く聞かれたときに話がつながらなくなり、かえって信頼を損ねます。言い換えるのは言葉の温度であって、事実そのものではありません。
自己PRで「二度と短期で辞めないよう、粘り強く頑張ります」と決意だけを書く人は少なくありません。採用担当が知りたいのは決意の強さより、入社後に発揮できる強みと、その根拠です。いちばん長く働いた職場のエピソードを軸にしましょう。
× NG例
前職を短期間で退職してしまったことを深く反省しております。今後は忍耐力を持って、どんな仕事でも粘り強く取り組みます。
ここが惜しい
○ OK例
数字から原因を見つけ、改善につなげる力
教育系クライアントで資料請求の獲得単価が上がり続けていた際、検索語句を1件ずつ確認し、申込につながっていない語句を除外しました。あわせて広告文と申込ページの見出しの改善を提案し、4か月で獲得単価を約8,200円から約5,900円に改善しました。
ここが評価される
短期離職の説明に力を入れすぎて、肝心の仕事の中身が薄くならないように気をつけましょう。職種ごとの書き方は、職種別の記事で詳しく解説しています。

辞めた理由によって、採用担当が気にすることと、書いておくべきことは少しずつ違います。どのケースでも共通するのは、「事実は短く、自分の行動と次の判断軸は具体的に」です。まずは全体像を表で確認し、自分に近いケースの解説を読んでください。
| 退職の理由 | 採用担当が気にすること | 書くべきこと |
|---|---|---|
| 入社前の説明と実態が違った | 入社前に確認しなかったのか。うちでも同じ不満を持たないか | 何が違ったのかの事実、辞める前に取った行動、次に確認すること |
| 人間関係・社風が合わなかった | 協調性に問題はないか。どんな環境でも不満を持つ人ではないか | 自分が力を発揮しやすい環境と、その根拠になる過去の経験 |
| 会社都合(業績悪化・事業撤退・倒産) | 本人に原因はないか。在籍中に何をしていたか | 会社都合であることの事実と、退職までの業務・引き継ぎ |
| 体調・家庭の事情 | 今は働ける状態か。同じことが起きたときの備えはあるか | 事情が解消・安定したことと、勤務できる条件 |
仕事内容や勤務条件が、面接や求人票で聞いていた内容と違ったケースです。採用担当は、「入社前に確認できなかったのか」と「うちでも同じ不満を持たないか」を気にします。違いを事実で書き、辞める前に取った行動と、次は何を確認するかを添えます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【経緯】営業事務として入社しましたが、配属後は電話での新規開拓の営業が業務の約7割を占めました。
【退職の理由】上長に相談し、事務の業務を増やせないか3か月かけて調整しましたが、体制上難しいとのことで、入社7か月で退職しました。
【次の職場選びで大切にしていること】面接で1日の業務の流れと、業務の割合を確認したうえで応募しています。
ポイント
よくある落とし穴は、「求人票と全く違った」「だまされた」と強い言葉で書くケースです。事実だとしても、書類では前の会社を責める印象が先に立ちます。求人票の内容と実際の業務を並べて書けば、評価の言葉を使わなくても読み手は事情を理解できます。
人間関係や社風が理由の短期離職は、書き方がいちばん難しいケースです。採用担当は「協調性に問題があるのでは」と受け取りやすいため、特定の人の話は書かず、「自分はどんな環境で力を発揮しやすいか」という話に置き換えます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【退職の理由】個人ごとに目標と業務が完結する体制で、メンバー間で情報を共有する機会がほとんどありませんでした。前職ではチームで顧客情報を共有し、成約率を高めた経験があるため、チームで連携して成果を出せる環境を選ぶため退職しました。
ポイント
よくある落とし穴は、ハラスメントなど深刻な事情を、書類に詳しく書いてしまうケースです。職務経歴書は、多くの人の目に触れる書類です。深刻な事情があった場合も、書類では「職場環境の事情により」程度にとどめ、面接で聞かれたら事実を落ち着いて短く伝えるほうがよいでしょう。
業績の悪化による人員削減や事業の撤退、倒産などで、在籍が短くなったケースです。本人の意思によらない退職であることは、はっきり書いて構いません。そのうえで、退職までにしていた業務や、引き継ぎをやり遂げたことを添えます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【経緯】2026年3月に、所属していた通販事業からの撤退が決まり、事業部の閉鎖に伴い2026年5月に会社都合で退職しました(在籍10か月)。
【退職までの業務】撤退の決定後は、取引先約40社への連絡と、在庫の引き取り先の調整を担当しました。
ポイント
よくある落とし穴は、「一身上の都合」とだけ書いてしまうケースです。会社都合なのに自己都合のように書くと、短期離職の理由を本人に求められてしまいます。事実を正確に書くことは、自分を守ることでもあります。
体調を崩した、家族の介護が必要になったなど、本人や家族の事情で短期離職したケースです。採用担当が知りたいのは事情の詳しい中身ではなく、「今は安定して働ける状態か」です。病名や家族の状況を詳しく書く必要はありません。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【退職の理由】体調を崩し、治療に専念するため入社6か月で退職しました。
【現在の状況】現在は回復しており、フルタイム勤務に支障はありません。
ポイント
よくある落とし穴は、「入社後に体調を崩したのは職場のせい」と読める書き方です。仮に業務の負担が原因でも、書類では理由と現在の状況を淡々と書きましょう。通院が続く場合は、頻度と業務への影響を必要な範囲で正直に伝えておくほうが、入社後も安心して働けます。
あわせて読みたい:Webディレクターの職務経歴書の書き方
総務省の「令和8年版 情報通信白書」によると、生成AIを一つ以上の業務で使っている日本の企業は86.4%(「わからない」を除く)でした。短い在籍の職場で、初めて生成AIや新しいツールに触れた人もいるでしょう。
ただし、AIをどこまで使うか、応募者にどこまで求めるかは、応募先の規模・業界・社内ルールによって大きく違います。IPA(情報処理推進機構)の「DX動向2026」では、AIを導入している企業は従業員1,001人以上で8割近くにのぼる一方、101人以下では16.6%でした。AIを使った経験がないからといって、書類選考で不利になると考える必要はありません。まずは求人票に「生成AI」「AIツール」などの記載があるかを確認し、書く量を決めましょう。
8か月の在籍でも、業務で使ったツールやAIの経験は、立派なスキルです。在籍期間が短いことを理由に、書くのをためらう必要はありません。短期離職のある人の場合、具体的な使い方を書くことが「短い期間でも、きちんと仕事をしていた」証拠にもなります。たとえば次のような使い方が考えられます。
書くときは「AIを使った」で終わらせず、何の業務で、どう使い、自分はどこを確認したかまで書きます。
× NG例
生成AIを活用して、SNS運用を効率化しました。
ここが惜しい
○ OK例
生成AI:社内ルールに沿い、SNS投稿文の案出しと、応募データ集計用の関数の作成に使用(2026年1〜6月)。投稿は事実確認と修正をしたうえで、上長の承認を得て公開
ここが評価される
個人情報や社外秘の情報を入力しなかったこと、社内ルールに従ったことも、書いておくと安心材料になります。少し試しただけで「AIで業務を効率化」と書くのは避けましょう。短期離職のある人は、面接でほかの人より深く質問されやすいため、書いた内容は、すべて具体例で説明できる範囲にとどめます。
入社後に「聞いていた業務と違った」というずれは、AIの使い方でも起こりえます。会社の規模でAIの導入状況がこれほど違う以上、入社前の確認が欠かせません。AIを使いたい人も、AIに業務を任せるよりも自分の手で経験を積みたい人も、選考の段階で次の点を確認しておくと安心です。
パーソルキャリア(doda)の「企業のAI活用実態と人材戦略に関する調査」では、求める人物像が「変わった」とした人事・採用担当者が75.1%でした。ただし、これはAIを導入済みの従業員501人以上の企業に限った調査です。会社によってAIの位置づけは大きく違うからこそ、面接の逆質問などで確かめておくことが、次の短期離職を防ぐことにつながります。
前の職場でAIを使っていなかった、または使うことが禁止されていた人も、無理に書く必要はありません。採用担当が短期離職のある人に期待しているのは、AIの経験そのものより、新しい環境や業務に、自分から適応してきた経験だと考えられます。
担当が急に変わった中で成果を出したことや、新しいシステムを覚えて業務に取り入れたことは、職務経歴や自己PRで具体的に書きましょう。禁止されていた場合は、「社内規程によりAIツールは使用していません」と一言添えれば十分です。
書類選考を通過すると、面接では短期離職について必ずといってよいほど聞かれます。答えの基本は、職務経歴書の「短期間での退職について」に書いた内容を、自分の言葉で1分ほどで話すことです。書類と話がずれると、それだけで信頼を損ねます。よくある4つの質問で考えてみましょう。
「なぜ8か月で辞めたのですか」
経緯を短く伝えたあと、辞める前に取った行動と、次の判断軸の順で話します。
例:「入社2か月後に会社の方針で広告出稿が大幅に縮小され、業務の中心がSNS運用に変わりました。上長と面談して広告運用に戻れる見通しを確認しましたが、当面は難しいとのことでした。広告運用と分析を軸に長く働きたいと考え、退職を決めました」
「入社前に、確認しなかったのですか」
言い訳をせず、確認不足を認めたうえで、今はどう変えているかを話します。
例:「業務内容は確認していましたが、広告予算の方針までは確認していませんでした。そこは反省点です。今回の転職活動では、予算の考え方や担当業務の割合を、面接で必ず確認するようにしています」
「うちでも同じことが起きたら、また辞めますか」
「絶対に辞めません」と言い切るより、まず社内で解決を試みる姿勢を具体的に伝えるほうが信頼されます。
例:「まずは上長に相談し、社内でできることを探します。前職でも、異動の可能性を確認してから判断しました。御社では広告運用と分析を中心に担当できると伺っており、その点で長く働ける環境だと考えて応募しました」
「前の会社について、どう思っていますか」
前の会社への不満を引き出す質問に聞こえても、批判はしないのが基本です。学んだことと、感謝できる点を伝えます。
例:「事業会社として予算を判断する側の視点や、SNS運用という新しい集客の方法を学べたことは、自分にとって大きな経験でした。会社の判断も、事業の状況を考えれば理解できるものだと思っています」
あわせて読みたい:転職回数が多い人の職務経歴書の書き方
書き終えたら、提出前に次の項目を確認しましょう。
書くのが基本です。省くと、経歴を偽ったと受け取られるおそれがあります。入社手続きで提出する源泉徴収票や雇用保険の書類などから、直前の勤め先がわかることもあります。短い職歴も正直に書き、「短期間での退職について」の欄で事情を説明するほうが、結果として信頼につながります。
試用期間中でも、雇用契約を結んで入社していれば職歴です。在籍が数週間〜数か月でも、入社と退職の年月を書きます。担当した業務が少ない場合は、研修や担当予定だった業務を簡潔に書けば十分です。
自己都合で退職した場合、履歴書の職歴欄は「一身上の都合により退職」と書くのが一般的です。会社都合の場合は「会社都合により退職」と書きます。詳しい経緯は職務経歴書の「短期間での退職について」の欄にまとめ、両方の内容が食い違わないようにしましょう。
それぞれの退職に共通する原因がないかを、まず自分で振り返りましょう。共通点があれば、それに気づいて次の職場選びの基準を変えたことを書くと、説得力が増します。職歴の数が多い場合の書き方は、転職回数が多い人向けの記事でも解説しています。
書いて構いません。在籍が短くても、業務で実際に使った経験はスキルです。ただし「何の業務で、どう使い、どこを自分で確認したか」まで書き、試しただけのものを「活用した」と書かないようにしましょう。AIの活用をどの程度求めるかは応募先によって違うため、求人票の記載に合わせて書く量を調整します。
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