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書き方ガイド
メーカー営業(BtoB)の職務経歴書でよくあるのが、「既存顧客を中心に自社製品を販売」「売上拡大に貢献」とまとめて終わる書き方です。これでは、何を作る会社で、どの業界のどの部門と、どんな商談をしてきたのかが伝わりません。採用担当が知りたいのは、どんな製品を、どの業界の誰に、どれくらいの期間をかけて採用してもらい、どう取引を続けてきたかです。
企業どうしの取引では、顧客の新製品の開発段階から材料や部品を売り込み、量産が始まるまで2〜3年かかることも珍しくありません。量産が始まれば、原料費の動きに合わせて価格を見直す交渉も、営業の大切な仕事になります。
この記事では、樹脂材料メーカーで技術サービスを2年経験したのち、自動車部品メーカーと家電・電子部品メーカーを担当してきた人の記入例をもとに、項目ごとの書き方と評価される理由を解説します。扱う製品別の書き分け方と、AIの経験の書き方も紹介します。
この記事でわかること
無料テンプレート
メーカー営業(BtoB)の職務経歴書、記入見本つきのテンプレートがあります
この記事の記入例と同じ形式で、Word・Excel・PDFの3形式。空欄のテンプレートと記入見本がセットになっています。
まずは完成イメージです。樹脂材料メーカーに入社し、成形の技術サービスを2年経験したのち、名古屋支店で自動車部品メーカー18社、東京本社で家電・電子部品メーカー12社を担当。EV向けコネクタの材料採用や価格改定を進め、現在は主任として後輩3名を指導している人を想定しています。画像をタップすると拡大できます。

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記入例をもとに、あなたの経歴でメーカー営業(BtoB)の職務経歴書を作る(AI職務経歴書メーカー・無料)
ツールで聞かれる質問や記入見本は、メーカー営業(BtoB)の職務経歴書をAIで作成するページで先に確かめられます。
書き方に入る前に、メーカー営業の顧客と取引のいまを、公的なデータで見ておきます。3つの資料を重ねると、見えてくることは1つです。顧客は大きなお金をかけて製品を開発し、材料の値上がりは顧客の製品の値上がりより大きい。だから評価されるのは、顧客の開発の段階から採用を働きかけ、コストの根拠を示して価格に合意できる人です。
総務省統計局の「科学技術研究調査」によると、2024年度に企業が使った研究費は17兆4,303億円でした。産業別に見ると、最も多いのは輸送用機械器具製造業の5兆1,011億円で、企業全体の29.3%を占めます。電子部品・デバイス・電子回路製造業(1兆4,346億円)、電気機械器具製造業(1兆627億円)も上位に入っています。

出典:2025年(令和7年)科学技術研究調査結果 結果の概要(総務省統計局) 表2-2
研究費は、新しい製品や技術を生み出すためのお金です。編集部の読みでは、自動車や電機の会社がこれだけ開発にお金をかけているということは、その開発の中で、どの材料や部品を使うかが日々決まっているということです。図面や仕様書に自社の製品が書き込まれる前に、顧客の設計・開発部門と話ができる営業は、それだけで大きな価値を持ちます。
記入例の「顧客の設計部門と難燃性・耐トラッキング性の要求値をすり合わせ、自社の開発部と配合を2回見直し。試作評価3回と顧客の信頼性試験を経て、図面に当社グレードが指定された」は、まさに顧客の開発の中に入り込んだ経験です。購買部門との価格の話だけでなく、設計・開発部門と何をすり合わせたかを書きましょう。
日本銀行の「企業物価指数」で、2026年9月の国内企業物価指数の前年同月比を類別に見ると、化学製品は13.3%、プラスチック製品は12.8%上がっていました。一方、輸送用機器は2.3%、電気機器は5.1%の上昇にとどまっています。

出典:企業物価指数(2026年9月速報)(日本銀行)(2026年10月13日公表)
材料メーカーの側から読み直すと、自社の製品の値上がりに比べて、顧客が売る製品の値段はそれほど上がっていません。編集部の読みでは、顧客にとって材料の値上げは、自分の製品の値段に乗せにくいコストです。だから材料メーカーの価格改定は、「上がったので上げてください」では通りにくく、何がどれだけ上がったのかを品目ごとに示すことが欠かせません。
記入例の「原料と物流費の上昇を受け、品目ごとに上昇分を示す資料を作成して12社と交渉。12社すべてと平均 約9%の改定に合意」は、この根拠を示す仕事の成果です。値上げを「お願いした」話ではなく、合意までの進め方として書くと、取引を続けながら採算を守れる人だと伝わります。
中小企業庁の「価格交渉促進月間(2026年3月)フォローアップ調査」では、受注側の中小企業に、コストが上がった分のうちどれだけ価格に反映できたか(価格転嫁率)を聞いています。全体の価格転嫁率は54.2%でした。発注側が自動車・自動車部品の会社の取引に限ると61.2%で、コストの種類別では原材料費が67.8%、エネルギー費が59.4%、労務費が58.1%です。

出典:価格交渉促進月間(2026年3月)フォローアップ調査の結果(中小企業庁) p.14
この調査は中小企業の回答で、大手の材料メーカーの取引をそのまま表すものではありません。それでも、どのコストが価格に通りやすいかの傾向は読み取れます。原材料費は、市況や原料価格の指標など、相手と共有しやすい根拠があるため、反映されやすい。労務費やエネルギー費は、それに比べると反映される割合が低くなっています。
編集部の読みでは、ここに価格改定の進め方のヒントがあります。値上げを1つの数字でまとめて伝えるより、原料・物流・エネルギーなど、コストの種類ごとに分けて根拠を示すほうが、顧客も社内で説明しやすくなります。職務経歴書でも、どんな根拠を示して合意したのかを1行添えましょう。
まとめると、いまのメーカー営業の職務経歴書では、担当売上の金額に加えて、顧客の開発の段階で何をすり合わせたかとどんな根拠で価格に合意したかを書けるかで差がつきます。次は、採用担当が書類のどこを見ているかを確認します。


こうした変化と採用の現場でよく見られる傾向を踏まえると、メーカー営業(BtoB)の採用担当は、書類から次の3つを確認しています。
3つとも、答えになるのは「顧客との信頼関係」という言葉ではなく、相手・中身・期間・数字です。メーカー営業は、扱う製品が違えば仕事の進め方も大きく変わります。応募先の採用担当が自社の営業と比べられるように、具体的に書きましょう。
ここからは項目ごとに、NG例とOK例を並べて解説します。OK例は記入例からの引用です。メーカー営業の書類で特に差がつくのは、職務経歴での採用活動の書き方と、価格改定の実績です。
職務要約は、採用担当が最初に読む部分です。経験年数に加えて、会社の製品・顧客の業界・販売の形(開発段階からの採用か、量産品の受注か)を入れます。
× NG例
大学卒業後、メーカーに入社し、法人営業として既存顧客を中心に自社製品の販売を担当してまいりました。顧客との信頼関係を大切にし、売上の拡大に貢献してきました。
ここが惜しい
○ OK例
大学(応用化学科)卒業後、2015年4月に樹脂材料メーカーの株式会社サンプル樹脂に入社し、約11年半、技術サービスと法人営業に従事してまいりました。成形の技術サービスを2年経験したのち、自動車部品メーカー、家電・電子部品メーカーを担当し、開発段階から材料の採用を働きかけてきました。2025年度は担当売上26.5億円(計画比104%)を達成し、現在は主任として後輩3名を指導しています。
ここが評価される
技術職から営業に移った人は、その経歴を職務要約に入れると強みになります。記入例の「成形の技術サービスを2年経験したのち」の一言で、顧客の技術者と話ができる営業だと伝わります。
職務経歴は、メーカー営業の書類でいちばん重要な項目です。下の画像の3つのポイントを押さえると、同じ経験でも伝わり方が大きく変わります。

× NG例
自動車部品メーカーを担当。新製品の採用に向けて技術部門と連携し、粘り強く提案を続けた結果、大型案件の受注に成功しました。
ここが惜しい
○ OK例
【担当】自動車部品メーカー(一次・二次サプライヤー)18社へのPBT・PAコンパウンドの販売。量産品の受注・納期調整と、新規の採用活動
【プロジェクト】EV向け高電圧コネクタのハウジング材の採用(2018年6月〜2020年10月)
内容:顧客の設計部門と難燃性・耐トラッキング性の要求値をすり合わせ、自社の開発部と配合を2回見直し。試作評価3回と顧客の信頼性試験を経て、図面に当社グレードが指定された
成果:2020年10月に量産開始。2023年度の売上 約2.1億円(年間 約380トン)
ここが評価される
データの章で見たとおり、顧客は大きなお金をかけて製品を開発しています。採用活動は、期間・すり合わせた相手と中身・評価の回数・量産後の数字の4つをそろえると、長い商談をやり切れる人だと伝わります。記入例では2018年6月から2020年10月まで、約2年半かけて量産開始にこぎつけた流れを1つのプロジェクトとしてまとめています。
顧客名・製品名は業界と部品の種類で
顧客の社名や、発売前の製品名は書きません。「自動車部品メーカー(一次サプライヤー)」「EV向け高電圧コネクタ」のように、業界と部品の種類で書けば十分に伝わります。
メーカー営業の実績は、担当売上の金額だけでは伝わりきりません。採用担当が知りたいのは、売上をどう生み出し、どう守ったかです。新しい採用で売上を増やした経験と、価格改定で採算を守った経験を、それぞれ数字で書きます。
× NG例
新規採用を多数獲得しました。また、原材料高騰に伴う値上げ交渉にも対応し、顧客の理解を得ました。
ここが惜しい
○ OK例
価格改定(2022年度):原料と物流費の上昇を受け、品目ごとに上昇分を示す資料を作成して12社と交渉。12社すべてと平均 約9%の改定に合意(年間 約2.2億円)
再生材の採用(2022年4月〜2024年9月):家電メーカーの再生プラスチック使用目標に合わせ、再生PP30%配合のグレードを提案。開発部・品質保証部と評価を重ね、冷蔵庫など3機種の内装部品に採用(年間売上 約1.5億円)
ここが評価される
価格改定は、値上げを「受け入れてもらった」と書くと、相手に頼んだだけのように読めてしまいます。どんな資料を作り、何社と、どこまで合意したかを書けば、交渉の進め方として評価されます。合意できなかった顧客があった場合も、社数をごまかさず、合意できた範囲を正確に書きましょう。
採用の売上は「いつの、年間いくら」を明記する
開発段階からの採用は、量産開始から売上が立つまで時間がかかります。「2023年度の売上 約2.1億円」のように年度と期間を書き、見込みの数字と実績の数字を混ぜないようにしましょう。
職務経歴の中から、応募先で使える経験を3つに絞って箇条書きにします。ソフトの名前は製品知識・PCスキル欄に任せ、ここでは何ができるかを書きます。
× NG例
・コミュニケーション能力
・提案力
・Salesforce、Excel、PowerPoint
ここが惜しい
○ OK例
・開発段階から量産まで2〜3年かかる材料の採用活動(顧客の設計部門・自社の開発部と連携)
・成形の技術サービス2年の経験を活かした、成形不良の原因調査と材料選定の提案
・原料・物流費の変動を品目ごとに示し、価格改定に合意する交渉
ここが評価される
記入例では欄の名前を「製品知識・PCスキル」とし、材料・規格、技術資料、SFA、Officeの4つに分けています。メーカー営業は、扱う製品の知識そのものが実務の力です。規格や法規制の名前は、確認や対応をした実務とセットで書きましょう。
製品知識は「何がわかり、何に使ったか」で書く
扱った製品の種類と、規格や法規制の確認など実務で使った場面を書きます。業界が変わる場合も、技術資料を読み解いて社内の技術部門につなぐ力は、どの製品でも活かせる強みとして伝わります。
自己PRは「強み → 進め方 → 結果の数字」の順に書きます。営業の自己PRは「粘り強さ」「行動力」といった姿勢の話になりがちですが、採用担当が知りたいのは、社内外の人をどう動かし、何が実現したかです。
× NG例
私の強みは粘り強さです。お客様の要望にどこまでも応え、何度断られてもあきらめずに提案を続けてきました。
ここが惜しい
○ OK例
技術と営業をつなぎ、開発段階から採用を勝ち取る力
技術サービスで得た成形の知識を活かし、顧客の設計部門と要求値をすり合わせてきました。EV向けコネクタでは配合の見直しを2回重ね、図面に当社グレードが指定されて年間約2.1億円の売上になりました。
ここが評価される


同じメーカー営業でも、扱う製品によって商談の進み方も、強調したい数字も変わります。どのタイプでも共通するのは、製品・顧客・前後の数字の3つをそろえることです。まずは表で全体像を確認しましょう。
| タイプ | 採用担当が見るポイント | 強調したい数字 |
|---|---|---|
| 素材・材料メーカー | 顧客の開発段階から採用を働きかけ、量産まで進めた経験 | 採用までの期間・評価の回数、量産後の数量・売上 |
| 電子部品・機構部品メーカー | 顧客の設計に自社の部品を組み込んでもらう力 | 採用件数、顧客の機種数、量産後の個数・売上 |
| 産業機械・設備メーカー | 1件ごとに仕様を決め、納入・稼働までまとめる力 | 受注額・台数、仕様決めから納入までの期間 |
| 量産品の既存顧客の担当 | 取引を続けながら、価格・納期・数量を管理する力 | 担当社数と売上、価格改定の結果、納期遅延の件数 |
樹脂・金属・化学品などの材料は、顧客の部品の性能を左右するため、採用までに試作と評価を何度も重ねます。採用までの流れと、量産後の数量を書きます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【プロジェクト】EV向け高電圧コネクタのハウジング材の採用(2018年6月〜2020年10月)
内容:顧客の設計部門と難燃性・耐トラッキング性の要求値をすり合わせ、自社の開発部と配合を2回見直し。試作評価3回と顧客の信頼性試験を経て、図面に当社グレードが指定された
成果:2020年10月に量産開始。2023年度の売上 約2.1億円(年間 約380トン)
ポイント
よくある落とし穴は、採用が決まった時点で話を終えてしまうケースです。量産が始まってからの数量・売上まで書くと、採用が実際の取引になったことがわかります。
コネクタ・センサー・モーターなどの部品では、顧客の製品の設計に自社の部品を組み込んでもらう「デザインイン」が営業の中心です。採用担当は、何機種に採用され、どれだけの数量になったかを確かめます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
※記入例とは別の架空例です
【実績】産業用ロボットメーカー6社の設計部門を担当し、小型センサーの新規採用を3年間で14機種で獲得。採用から量産までは平均約1年半。2025年度の採用機種の売上 約3.2億円(年間 約48万個)
ポイント
よくある落とし穴は、採用件数だけを書くケースです。採用が決まっても、顧客の製品が売れなければ数量は増えません。量産後の数字で、採用の中身を示しましょう。
工場の設備や産業機械は、1件ごとに仕様が違い、受注から納入・稼働まで長い期間がかかります。仕様決めから稼働までをどうまとめたかを書きます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
※記入例とは別の架空例です
【実績】金属加工メーカー向けのレーザー加工機を担当。2025年度に14台・計約6.8億円を受注。顧客の生産技術部門と加工する部品・工場の配置を確認し、設計部と仕様を詰めて、全台を予定どおりの日程で稼働させた
ポイント
よくある落とし穴は、受注した瞬間を成果にしてしまうケースです。設備は、稼働して初めて顧客の役に立ちます。納期や稼働の結果まで書きましょう。
すでに採用されている製品の受注・納期・価格を管理する仕事も、メーカー営業の大切な役割です。採用担当は、取引を続けながら、価格と供給をどう守ったかを見ます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【担当】家電・電子部品メーカー12社へのPP・PBT・PC系材料の販売と採用活動(2021年度 約24億円)
【取り組み】価格改定(2022年度):原料と物流費の上昇を受け、品目ごとに上昇分を示す資料を作成して12社と交渉。12社すべてと平均 約9%の改定に合意(年間 約2.2億円)
ポイント
よくある落とし穴は、「既存顧客の維持」とだけ書くケースです。データの章で見たとおり、材料の値上がりが続く時期には、取引を続けながら価格を見直すこと自体が大きな成果です。

最初にお伝えしたいのは、AIの使い方や、AIの経験を求める度合いは、応募先によって大きく違うということです。IPA(情報処理推進機構)の「DX動向2026」では、AIを導入している企業は従業員1,001人以上で8割近くにのぼる一方、101人以下では16.6%でした。
AIを使った経験がないからといって、書類選考で不利になると考える必要はありません。まずは求人票に「生成AI」「AIツール」などの言葉があるかを確認しましょう。記載があれば具体的に書き、なければ職務経歴に1行添える程度で十分です。
総務省の「令和8年版 情報通信白書」では、生成AIを使っている日本の企業のうち、「営業・販売」の業務で使っている割合は約6割でした。メーカー営業の仕事では、たとえば次のような使い方が現実的です。
どれも「下書き」や「たたき台」までをAIに任せる使い方です。製品の数値や納期、価格は顧客の判断に直結するため、出力を自分で確かめる手順を持っていることがいちばん大切です。
対象の業務・使い方・結果に、情報の扱いで気をつけたことを添えて書きます。
× NG例
生成AIを活用して、営業活動を効率化しました。
ここが惜しい
○ OK例
2025年4月より、社内で認められた生成AIで商談記録の要約・週報の下書きを作成(顧客名・配合は入力せず、自分で確認)。週 約3時間→約1.5時間
ここが評価される
浮いた時間で何をしたかを面接で話せると、さらに説得力が増します。記入例の人なら、顧客の設計部門を訪ねる回数を増やした、といった具体的な話です。
メーカー営業は、顧客の図面や評価データ、発売前の製品の情報など、顧客から預かった技術情報に日常的に触れます。秘密保持契約を結んで受け取っている情報も多く、AIの経験を書くときは次の3点を添えましょう。
使った経験を実際より大きく書くのは避け、面接で「出力のどこを直したか」と聞かれても答えられる範囲にとどめます。数回試しただけなら、製品知識・PCスキル欄に1行書く程度で十分です。
顧客との秘密保持の関係で、生成AIの利用を制限しているメーカーは珍しくありません。ルールに従って顧客の情報を守ってきたこと自体が、メーカー営業として大切な姿勢です。
代わりに、道具や仕組みで仕事のやり方を変えた経験を書きましょう。記入例の「Salesforce(商談・採用案件の管理、量産開始時期と売上見込みの登録)」のように、長い商談の進み具合をチームで見える形にした経験は、AIと同じく「仕事のやり方を自分で変えられる力」を示します。

メーカー営業は、商談が長く、成果が出るまでに時間がかかる仕事です。採用の進み具合・数量・価格・技術対応の4つの切り口で探すと、書ける数字はたいてい見つかります。
採用活動中で、まだ売上が立っていない
量産前の案件も、進み具合と見込みの時期で書けます。
例:「家電メーカー3社で新グレードの試作評価中(評価2回目まで完了、2027年度の量産開始を目指す)」
見込みの売上は「見込み」と明記し、実績と混ぜないようにしましょう。
担当売上が、原料価格の上げ下げで大きく動いた
売上の金額だけだと、値上がりで増えたのか、取引が増えたのかがわかりません。数量(トン数・個数)を添えます。
例:「担当売上 約24億円(年間 約4,100トン、前年比 数量ベースで約5%増)」
数量で比べると、自分の営業で増やした分が正しく伝わります。
採用は技術部門や開発部の成果だと感じる
チームでの成果は、全体の結果を書いたうえで、営業として担った役割を分けて書きます。
例:「顧客の要求値の聞き取りと、開発部への改善依頼の取りまとめを担当(チームで3機種の採用)」
顧客と自社の技術部門をつないだこと自体が、営業の大切な仕事です。
売上や価格を社外に出せない
金額を出しにくいときは、割合と規模の幅で書きます。
例:「担当売上 二十数億円規模、計画比104%」「価格改定 平均 約9%」
社内の規程で禁じられた数字は書きません。顧客名や単価を出さなくても、成果の大きさは十分に伝わります。
履歴書の学歴欄、入学・卒業の年で迷ったら
生年月日を選ぶだけで、入学・卒業の年月を和暦・西暦で計算し、学歴欄をそのまま作れます。早生まれ・浪人・留年にも対応しています。
職歴欄・資格欄・証明写真も、無料ツールでそろえられます。
履歴書・職務経歴書づくりに使える無料ツール一覧 ›

書き終えたら、提出前に次の項目を確認しましょう。
最後に、職務要約・職務経歴・自己PRで同じ数字(担当売上、採用案件の売上、価格改定の社数と改定率など)を使っている箇所を読み合わせ、食い違いがないか、達成率や前年比の計算が合っているかを確かめましょう。

顧客の開発部門と要求をすり合わせる進め方、社内の技術部門を動かす力、根拠を示した価格交渉など、製品が変わっても使える力を前に出します。応募先の顧客の業界に近い経験(自動車・家電など)があれば、1行添えましょう。
扱ってきた製品の知識を、どんな場面で使ってきたかを書けば十分です。顧客の質問を技術部門につないで回答した件数や、技術資料を作った経験なども、技術を理解して動ける営業である裏付けになります。
達成できた年の数字だけを並べるより、届かなかった理由と、その後の取り組みを短く書くほうが信頼されます。顧客の生産の減少など外の要因があった場合は、数量や採用件数など、自分の営業で動かせた数字を添えましょう。
取引先の社名は、秘密保持の観点から書かないのが基本です。「自動車部品メーカー(一次サプライヤー)」「家電メーカー」のように業界と立場で書けば、採用担当には十分に伝わります。
AIの活用をどの程度求めるかは応募先によって大きく違い、経験がないことだけで不利になるとは限りません。求人票にAIの記載がある場合は、SFAでの案件管理やExcelでの分析など、仕組みで仕事を変えた経験を具体的に書きましょう。
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