Guides
書き方ガイド
住宅営業の職務経歴書でよくあるのが、「お客様の理想の住まいづくりをお手伝いし、毎年目標を達成」と書いて終わる書き方です。これでは、新築を売ってきたのかリフォームを売ってきたのか、1件いくらの商談を、どれだけの利益で受注してきたのかが伝わりません。採用担当が知りたいのは、どんな住まいを、どの価格帯で、どれだけの利益を守って売り、工事の後まで責任を持ってきたかです。
住まいの仕事は、新しく建てる家だけでなく、今ある家を直し、整える仕事へと広がっています。リフォームやリノベーションの営業では、受注額に加えて、見積もりの説明や工事担当との連携が成果を左右します。
この記事では、分譲住宅の販売会社で4年、リフォーム・リノベーション会社で7年半、住まいの営業に携わってきた人の記入例をもとに、項目ごとの書き方と評価される理由を解説します。新築の営業からリフォームに移りたい人、外装リフォームの営業の人など、経験別の書き分け方も紹介します。
この記事でわかること
無料テンプレート
住宅営業の職務経歴書、記入見本つきのテンプレートがあります
この記事の記入例と同じ形式で、Word・Excel・PDFの3形式。空欄のテンプレートと記入見本がセットになっています。
まずは完成イメージです。分譲住宅の販売を4年経験したのち、リフォーム・リノベーション会社に移って7年半。部分リフォームの営業を経て、いまは中古マンションの全面リノベーションを担当し、主任として後輩2名を指導している人を想定しています。画像をタップすると拡大できます。

この記入例と同じ形式のテンプレートを無料で用意しています。Word・Excel・PDFの3形式で、空欄テンプレートと記入見本の2点セットです。

記入例をもとに、あなたの経歴で住宅営業の職務経歴書を作る(AI職務経歴書メーカー・無料)
ツールで聞かれる質問や記入見本は、住宅営業の職務経歴書をAIで作成するページで先に確かめられます。
書き方に入る前に、住まいの市場と、お客様が何に迷っているかを公表データで見ておきます。3つの資料を重ねると、見えてくることは1つです。新築の数が減り、今ある家に手を入れる仕事の比重が増すなかで、お客様が確かめたいのは「この金額と工事内容で本当に大丈夫か」です。だから評価されるのは、工事の中身と費用を、納得できる形で説明できる営業です。
国土交通省の「建築着工統計調査報告(令和7年度計)」によると、2025年度の新設住宅の着工戸数は71万1,171戸で、前の年度より12.9%減りました。2015年度は92万537戸だったので、10年で2割強減ったことになります。

出典:建築着工統計調査報告(令和7年度計)(国土交通省) 資料7-1(2026年4月30日公表)
一方で、今ある家に手を入れる仕事は大きな市場です。住宅リフォーム・紛争処理支援センターの推計では、2025年の住宅リフォームの市場規模は7兆4,200億円でした(分譲マンションの共用部分の大規模修繕や、賃貸住宅のオーナーによるリフォームは含まない)。
編集部の読みでは、住宅営業の仕事の場は、新しく建てる家から「今ある家」へと広がっています。新築の営業からリフォーム会社へ移る人も、リフォームの経験を別の会社で活かしたい人も、自分がどちらの仕事をどれだけ経験したかを、職務経歴書の冒頭ではっきり示すことが大切です。記入例の職務要約が「分譲住宅の販売会社で4年、リフォーム・リノベーション会社で7年半」と、会社と年数を分けて書いているのはそのためです。
国土交通大臣が指定する住まいの相談窓口「住まいるダイヤル」の「住宅相談統計年報2025」によると、2024年度の新規相談30,812件のうち、リフォームの相談は11,920件、新築の相談は11,682件でした。年報は、リフォームの相談が新築を初めて上回ったと伝えています。

出典:住宅相談統計年報2025(住宅リフォーム・紛争処理支援センター)(2025年9月発行)
相談が多いことは、リフォームが悪い仕事だという意味ではありません。リフォームは家ごとに状態が違い、解体してみないとわからないことも多い仕事です。お客様が工事の前に思い描いた内容と、実際の工事や費用がずれると、相談につながりやすいと読めます。
だからこそ、ずれを生まない説明ができる営業は信頼されます。記入例では、「解体後に配管の劣化などが見つかった場合の費用の目安を契約前に説明し、着工後の追加費用をめぐるトラブルは3年間0件」と書いています。トラブルを防いだ工夫は、受注額と同じくらい重みのある実績として書きましょう。
同じ年報では、リフォームの見積書について専門家が助言する「見積チェックサービス」の相談内容も集計しています。見積書の送付を受けた169件では、「単価や合計金額は適正か」が92.9%、「工事内容や工事項目は適切か」が85.2%でした(複数カウント)。

出典:住宅相談統計年報2025(住宅リフォーム・紛争処理支援センター) 図1-63
わざわざ第三者に見積書を見てもらう人は一部ですが、お客様が迷うポイントがよく表れています。お客様は金額だけでなく、「この工事は本当に必要か」も知りたいのです。
記入例の「見積もりを「必要な工事・おすすめの工事・後からでもできる工事」の3段階に分けて提示」は、この2つの疑問に同時に答える工夫です。工事ごとの必要性がわかるので、お客様は予算の中で優先順位を決められます。編集部の読みでは、こうした説明の工夫は、値引きに頼らずに契約していただく力、つまり粗利率にも表れます。受注額に粗利率を添えて書く意味はここにあります。
もう1つ、選ばれ方の手がかりがあります。国土交通省の「令和7年度住宅市場動向調査」では、リフォームをした世帯が施工者を探した方法として「以前からつきあいのあった業者」が最も多くなっています。リフォームは、一度の仕事で信頼された会社や担当者に、次の仕事や紹介が集まりやすい仕事です。記入例で「受注14件のうち、紹介・過去のお客様からのご依頼6件」と書いているのは、この信頼を数字で示すためです。
まとめると、いまの住宅営業の職務経歴書では、受注額に加えて、どんな住まいを扱ってきたか、金額と工事内容をどう説明してきたか、その結果として利益と紹介がどうだったかを書けるかで差がつきます。次は、採用担当が書類のどこを見ているかを確認します。


こうした変化と採用の現場でよく見られる傾向を踏まえると、住宅営業の採用担当は、書類から次の3つを確認しています。
3つとも、答えになるのは「お客様に寄り添った」という姿勢ではなく、金額の幅・割合・工夫の具体です。「親身な対応」「丁寧な提案」は、どの応募者にも書けてしまいます。何をどう説明し、その結果どうなったかを書きましょう。
ここからは項目ごとに、NG例とOK例を並べて解説します。OK例は記入例からの引用です。住宅営業の書類で特に差がつくのは、職務経歴の担当欄の書き方と、受注額に添える数字です。
職務要約は、採用担当が最初に読む部分です。経験年数に加えて、新築かリフォームか、どんな住まいを扱ってきたかと、一番の成果を入れます。
× NG例
大学卒業後、住宅会社で営業を担当してまいりました。お客様の理想の住まいづくりをお手伝いし、毎年目標を達成してきました。お客様に寄り添う提案を大切にしています。
ここが惜しい
○ OK例
大学卒業後、分譲住宅の株式会社サンプルホームズで4年、リフォーム・リノベーションの株式会社サンプルリノベーションで7年半、住まいの営業に携わってまいりました。部分リフォームの営業を経て、2022年からは中古マンションの全面リノベーションを担当しています。2025年度は受注額1億9,600万円(達成率115%)、粗利率31.5%で、受注14件のうち6件が紹介・過去のお客様からのご依頼でした。
ここが評価される
職務経歴は、住宅営業の書類でいちばん重要な項目です。下の画像の3つのポイントを押さえると、同じ経験でも伝わり方が大きく変わります。

× NG例
リノベーションの営業を担当。お客様のご要望をお聞きし、プランと見積もりを提案して契約しました。工事の打ち合わせにも参加しました。
ここが惜しい
○ OK例
【担当】中古マンションの全面リノベーション(1件800万〜2,500万円)。提携の不動産会社と連携し、物件探しの段階から購入とリノベーションをまとめて提案
【実績】2025年度
受注額:目標1億7,000万円/実績1億9,600万円(達成率115%、課8名中1位)、受注14件
(中略)
【取り組み】設計・工事担当と週1回の現場打ち合わせを行い、2025年度は14件すべて工期内に引き渡し
ここが評価される
担当欄に「1件800万〜2,500万円」のように金額の幅を書くと、応募先の商談と規模が近いかどうかを採用担当がすぐ判断できます。部分リフォームと全面リノベーションでは、1件の大きさも、打ち合わせの回数も大きく違うからです。集客の形(来店・Web・紹介・提携の不動産会社など)も、担当欄に1行で添えましょう。
部分リフォームと全面リノベーションは行を分ける
部分リフォームは件数と回転の速さ、全面リノベーションは1件の大きさと提案の深さが見られます。担当が変わった時期で行を分け、それぞれに合った数字を書くと、経験の幅が伝わります。
受注額は大切な数字ですが、それだけでは本人の力が見えにくい数字でもあります。リフォームは工事の中身で利益が大きく変わり、値引きをすれば受注額は伸ばせるからです。そこで、粗利率と、分母のある成約率を添えます。
× NG例
2025年度:売上1億9,600万円。高額のリノベーションを多数受注し、会社の業績に大きく貢献しました。
ここが惜しい
○ OK例
受注額:目標1億7,000万円/実績1億9,600万円(達成率115%、課8名中1位)、受注14件
粗利率:31.5%(課の目標30%)。現地調査35件から契約14件(成約率40%)
受注14件のうち、紹介・過去のお客様からのご依頼6件
ここが評価される
データの章で見たとおり、リフォームの施工者は「以前からつきあいのあった業者」から探されることが多くあります。紹介や過去のお客様からのご依頼の件数は、満足していただけたことを示す、住まいの仕事ならではの数字です。数えられる人は必ず書きましょう。
数字は会社の定義に合わせ、言葉を添える
粗利率や成約率の計算方法は会社によって違います。「現地調査から契約」のように、何を分母にしたかを書き添えましょう。社外に出せない数字は、目標に対する割合で書いても構いません。
職務経歴の中から、応募先で使える経験を3つに絞って箇条書きにします。「リフォームの知識」のような書き方ではなく、どこからどこまでを任せられるかがわかるように書きます。
× NG例
・営業経験11年半
・リフォームの知識
・明るい性格でお客様と打ち解けられる
ここが惜しい
○ OK例
・現地調査からプラン・見積もり・契約・工事中の調整・完工後の点検までの一貫対応(リフォーム・リノベーション7年半)
・工事の範囲と費用に優先順位をつけて説明する見積もりの組み立て(粗利率31.5%を確保)
・中古住宅の購入とリノベーションをまとめた提案(宅地建物取引士、リフォーム費用を含めた資金計画)
ここが評価される
PC・システムスキルは「Excel」とだけ書くより、「見積もりシステム」「3D間取りソフトでの簡単なプラン作成」のように、何を自分で作れるかまで書きます。設計担当に頼らずにどこまで提案できるかは、リフォーム会社がよく確かめる点です。
資格は、宅地建物取引士、建築士、インテリアコーディネーター、福祉住環境コーディネーター検定試験など、お客様への説明に使っている資格を正式名称で書きます。記入例では、宅地建物取引士を中古住宅の購入とあわせた提案に使っていることを「活かせる経験・知識・スキル」に書いています。福祉住環境コーディネーターは、手すりの設置や段差の解消など、高齢のご家族がいる住まいの相談で説明に使える資格です。勉強中の資格は「〇〇年〇月 受験予定」と書いて構いません。
自己PRは「強み → 工夫 → 結果の数字」の順に書きます。住宅営業の自己PRは「提案力」「お客様の笑顔」といった言葉になりがちですが、採用担当が知りたいのは、お客様が納得して決められた理由です。
× NG例
私の強みはお客様の夢をかたちにする提案力です。お客様からは「菅野さんにお願いしてよかった」とよく言っていただきます。最近は生成AIも使い、提案の質を高めています。
ここが惜しい
○ OK例
予算と希望の折り合いを、見積もりの組み立てでつける力
全面リノベーションでは、ご希望をすべて入れると予算を超えることがほとんどです。見積もりを3段階に分けてお見せし、ご家族で優先順位を決めていただいています。2025年度は現地調査から契約に至った割合が40%、粗利率は31.5%でした。
ここが評価される


同じ住宅営業でも、これまで扱ってきた住まいと売り方によって、採用担当が気にすることが変わります。どの経験でも共通するのは、金額の幅・分母のある割合・受注後の工夫の3つをそろえることです。まずは表で全体像を確認しましょう。
| 経験 | 採用担当が見るポイント | 前に出すこと |
|---|---|---|
| 新築(注文・分譲)の営業からリフォームへ | 工事の知識の差を埋め、短い商談を数多く回せるか | 資金計画と家族の合意づくり、工事の知識を学んでいる事実 |
| 部分リフォーム(水まわり・内装) | 件数をこなしながら、満足度と利益を保てるか | 受注件数と平均単価、来店から契約に至った割合 |
| 外壁・屋根など外装リフォーム | 現地調査をもとに、誠実に説明して契約できるか | 現地調査からの契約率、契約内容を説明した記録 |
| 全面リノベーション・中古+リノベ | 大きな予算と多くの関係者をまとめられるか | 受注額と粗利率、予算の折り合いのつけ方、工期の守り方 |
展示場や分譲地で新築を売ってきた人が、リフォーム会社に移るケースです。採用担当は、新築とリフォームの違いを理解しているかを確かめます。新築の営業で培った資金計画の提案と、家族の合意づくりは、そのまま強みになります。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
※記入例とは別の架空例です
【実績】2025年度:契約目標10棟/実績11棟(達成率110%)。建物の平均契約金額 約3,200万円
【取り組み】仕様の打ち合わせの記録を毎回お客様と共有し、着工後の仕様変更による追加費用の行き違い0件
ポイント
よくある落とし穴は、新築の実績だけを並べ、なぜリフォームなのかが見えないケースです。職務要約の最後に、リフォームで活かしたいことを1文で添えましょう。データの章で見たとおり、今ある家に手を入れる仕事の比重は増しています。その流れを自分の言葉で説明できると説得力が増します。
キッチン・浴室・トイレの交換や内装の工事など、1件の金額が比較的小さく、件数の多い営業です。採用担当は、件数をこなしながら、満足度と利益を保てるかを確かめます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
※記入例とは別の架空例です
【実績】2025年度:受注額 目標9,600万円/実績1億500万円(達成率109%)、受注142件(平均約74万円)。ショールーム来店から契約に至った割合38%
ポイント
よくある落とし穴は、受注額の合計だけを書き、件数を書かないケースです。件数を書くと、同時にいくつもの工事を進めてきた段取りの力まで伝わります。
外壁の塗装や屋根の工事は、現地調査で建物の状態を確かめ、その結果をもとに提案する営業です。訪問による販売には特定商取引法による規制があり、採用担当は誠実に説明して契約してきたかを特に気にします。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
※記入例とは別の架空例です
【実績】2025年度:Web・チラシの反響からの現地調査96件、契約41件(契約率43%)、受注額 計6,560万円(平均160万円)
【取り組み】劣化の状態を写真つきの報告書でお見せし、契約内容の説明はご家族の同席を基本に、確認シートで記録
ポイント
よくある落とし穴は、訪問件数や歩合の額など、量と稼ぎだけを強調するケースです。どの会社でも安心して任せられる営業だと伝わるよう、説明の工夫と契約後の結果を書きましょう。
間取りから変える全面リノベーションや、中古住宅の購入とあわせた提案です。記入例の人物の現在の仕事にあたります。採用担当は、大きな予算と、設計・工事・不動産会社など多くの関係者をまとめられるかを確かめます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【担当】中古マンションの全面リノベーション(1件800万〜2,500万円)。提携の不動産会社と連携し、物件探しの段階から購入とリノベーションをまとめて提案
【取り組み】設計・工事担当と週1回の現場打ち合わせを行い、2025年度は14件すべて工期内に引き渡し
ポイント
よくある落とし穴は、手がけたデザインのこだわりばかりを書くケースです。デザインの話は面接で写真を見せながら伝えられます。書類では、予算・利益・工期という、会社が任せたいことの数字を優先しましょう。

最初にお伝えしたいのは、AIの使い方や、AIの経験を求める度合いは、応募先によって大きく違うということです。IPAの「DX動向2026」プレス発表では、AIを導入している企業は従業員1,001人以上で8割近くにのぼる一方、101人以下では16.6%でした。
住宅リフォームの会社には小さな会社も多く、住宅リフォーム推進協議会の「2025年度 住宅リフォームに関する事業者実態調査」では、回答した事業者(不動産業者を除く)の42.1%が従業員3名以下でした。AIを使った経験がないからといって、書類選考で不利になると考える必要はありません。まずは求人票に「生成AI」「AIツール」などの言葉があるかを確認し、記載があれば具体的に、なければ1行添える程度で十分です。
総務省の「令和8年版 情報通信白書」の企業向け調査では、生成AIを使っている業務として「営業・販売」を挙げた割合は約6割でした。住宅営業で2026年時点に現実的な使い方は、次のようなものです。どれも「下書き」や「整理」までをAIに任せ、判断は人が行う使い方です。
| 使い方 | 具体例 | 自分で確かめること |
|---|---|---|
| 提案書の文章の下書き | 工事の目的や、3段階の見積もりの考え方を説明する文章(記入例の使い方) | 工事内容・金額・工期が見積書と合っているか |
| 打ち合わせ記録の整理 | 手書きのメモから、決まったこと・宿題を一覧にする | お客様が言ったことと食い違っていないか |
| お礼状・連絡文の下書き | 着工前のご挨拶や、工事中の報告メールの文面 | お客様の情報を入れていないか、言い回しが丁寧か |
| 施工事例の紹介文 | Webに載せる事例の説明文のたたき台 | 誇大な表現になっていないか、掲載の許可を得たか |
記入例では、PC・システムスキル欄に1行だけ書いています。使った業務、入れなかった情報、自分で確かめたことがそろっています。
× NG例
生成AIを活用し、提案の質とスピードを大幅に向上させました。
ここが惜しい
○ OK例
社内で認められたツールで提案書の文章の下書きを作成(2025年4月〜)。お客様の情報は入れず、工事内容と金額は自分で確認
ここが評価される
提案書づくりの時間が減ったなど、効果を測っていれば前後の数字を添えます。測っていなければ数字は作らず、使った業務と確かめ方だけを書きましょう。
お客様の個人情報や図面を扱うため、生成AIを使っていない住宅会社は珍しくありません。ルールに従って情報を扱ってきたこと自体が、住まいを預かる営業として大切な姿勢です。
代わりに、仕組みで仕事を変えた経験を書きましょう。記入例の「見積もりを3段階に分けて提示」のような見積もりの型や、打ち合わせの記録の取り方、工事担当との打ち合わせの決まりは、AIと同じく「仕事のやり方を自分で変えられる力」を示します。

住宅営業は数字の多い仕事ですが、「受注額は会社の秘密」「粗利率を知らされていなかった」という人もいます。件数・割合・品質・工夫の4つの切り口で探すと、書ける数字はたいてい見つかります。
受注額や粗利率を社外に出せない
金額が出せなくても、目標に対する割合と順位は書けます。
例:「受注額 達成率115%、課8名中1位」
粗利率は「課の目標を上回る水準」のように書き、面接で聞かれたら答えられる範囲で説明します。
粗利率を知らされていなかった
利益を意識した工夫は、値引きの少なさや見積もりの通し方で書けます。
例:「見積もりを「必要な工事・おすすめの工事・後からでもできる工事」の3段階に分けて提示」
値引きの承認を得た件数が減った、などの変化があれば添えましょう。
個人の数字ではなく、チームで受注していた
自分が担った工程と件数を書きます。
例:「現地調査とプラン提案を担当し、年間約60件の現地調査を実施」
チームの実績は「チームで年間〇件(うち自分の担当〇件)」と分けて書きます。
入社して日が浅く、実績が少ない
量より品質の記録を拾います。
例:「担当した工事の工期どおりの引き渡し」「完工後の点検の実施」「追加費用をめぐるトラブル0件」
前職での接客や段取りの経験も、住まいの営業に通じる形で書きましょう。
履歴書の学歴欄、入学・卒業の年で迷ったら
生年月日を選ぶだけで、入学・卒業の年月を和暦・西暦で計算し、学歴欄をそのまま作れます。早生まれ・浪人・留年にも対応しています。
職歴欄・資格欄・証明写真も、無料ツールでそろえられます。
履歴書・職務経歴書づくりに使える無料ツール一覧 ›

書き終えたら、提出前に次の項目を確認しましょう。
最後に、職務要約・職務経歴・自己PRで同じ数字(受注額、粗利率、成約率、紹介の件数など)を使っている箇所を読み合わせ、食い違いがないか、達成率や平均単価の計算が合っているかを確かめましょう。

応募できます。資金計画の提案や家族の合意づくり、仕様の打ち合わせの管理は、リフォームでもそのまま活きます。そのうえで、工事の知識をどう身につけているか(資格の勉強や現場の見学など)を書くと、すぐに戦力になろうとする姿勢が伝わります。
受注額の大きさだけでは評価が決まりません。扱う工事の大きさで金額は大きく変わるからです。目標に対する達成率や、粗利率、何件から何件を契約したかを添えると、応募先が自社の仕事と比べやすくなります。
営業職の求人で必須とされることは多くありません。持っていれば強みになりますが、なければ、現地調査や見積もりをどこまで自分でできるかを具体的に書きましょう。宅地建物取引士やインテリアコーディネーターなど、お客様への説明に使っている資格があれば書きます。
無理に書く必要はありませんが、クレームをきっかけに説明の仕方や確認の手順を変え、その後のトラブルが減ったのであれば、それは立派な実績です。起きたことより、何を変えて、どうなったかを中心に書きましょう。
AIの活用をどの程度求めるかは応募先によって大きく違い、経験がないことだけで不利になるとは限りません。見積もりの型や記録の仕組みなど、自分で仕事のやり方を変えた経験を、数字とともに書きましょう。
この記事の記入例テンプレートを無料でダウンロード
Word・Excel・PDFの3形式に対応。空欄テンプレートと記入見本のセットです。