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書き方ガイド
商社営業の職務経歴書でよくあるのが、「既存顧客への販売を担当」「仕入先と良好な関係を構築」と書いて終わる書き方です。これでは、何を、どこから仕入れ、どこに売り、どれだけ利益を残してきたのかが伝わりません。採用担当が知りたいのは、売る相手と買う相手の両方とどんな取引を成り立たせ、粗利をどう残してきたかです。
商社営業は、メーカーの営業と違って自社で製品を作りません。仕入先と販売先の間に立ち、商材を見つけ、価格・数量・納期・支払条件をまとめ、在庫や物流を手配して取引を形にします。売上(取扱高)が大きくても、利益が残らなければ商売にならないのが商社の仕事です。
この記事では、化学品の専門商社で約10年半、塗料・インキ・樹脂加工メーカーへの販売と、国内外の仕入先との取引を担当してきた人の記入例をもとに、項目ごとの書き方と評価される理由を解説します。経験・応募先別の書き分け方と、AIの経験の書き方も紹介します。
この記事でわかること
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まずは完成イメージです。化学品の専門商社に入社し、大阪支店で塗料・インキ・接着剤メーカー約40社への販売を3年、本社で欧州メーカーの添加剤の国内導入や新規取引先の与信審査を担当。現在は主任として販売先35社・仕入先12社を受け持ち、在庫と与信の管理も進めている人を想定しています。画像をタップすると拡大できます。

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ツールで聞かれる質問や記入見本は、商社営業の職務経歴書をAIで作成するページで先に確かめられます。
書き方に入る前に、商社が扱う取引のいまを、公的なデータで見ておきます。3つの資料を重ねると、見えてくることは1つです。商材は国境をまたいで動き、仕入れ値は為替でも変わり、商社は売り手としても買い手としても価格の話し合いに立ちます。だから評価されるのは、取引の両側に根拠を示し、為替や在庫まで含めて粗利を守れる人です。
財務省の「貿易統計」によると、2025年の化学製品の輸出額は約11.9兆円、輸入額は約12.1兆円でした。輸出・輸入とも全体の10.7%を占めています。鉱物性燃料のように輸入にかたよる商品や、輸送用機器のように輸出にかたよる商品と比べると、化学製品は両方向にほぼ同じ規模で動いています。

出典:令和7年分 貿易統計(輸出確報・輸入速報)(財務省) 主要商品別
編集部の読みでは、海外から仕入れて国内で売る、国内のメーカーの製品を海外に売る、どちらの流れも大きいということは、国内外の仕入先と販売先をつなぐ商社の役割が大きいということです。海外の商材を見つけて国内に広げた経験は、商社営業ならではの実績です。
記入例の「展示会で見つけた欧州の添加剤メーカーと交渉し、国内の販売代理店契約を締結。輸入・通関・国内在庫の手配を整え、塗料メーカー11社でサンプル評価を進めて5社が採用」は、まさにこの流れをつくった経験です。見つけた場所から契約・輸入・在庫・提案までを順に書くと、取引を形にする力が伝わります。
日本銀行の「企業物価指数」で、2026年9月の輸入物価指数を見ると、前年同月比で契約通貨ベースは17.9%、円ベースは24.5%の上昇でした。化学製品に限ると、契約通貨ベースは0.3%なのに対して、円ベースは5.0%上がっています。輸出物価の化学製品も、契約通貨ベース11.4%に対して円ベースは16.4%でした。

出典:企業物価指数(2026年9月速報)(日本銀行)(2026年10月13日公表)
契約通貨ベースは、ドルやユーロなど取引に使った通貨での値動きです。円ベースは、それを円に直した値動きです。この差は、主に為替の動きで生まれます。輸入の化学製品は、外貨ではほとんど値上がりしていないのに、円で払う側から見ると5%上がっていたことになります。
海外から仕入れる商社にとっては、仕入先が値上げをしなくても、為替で仕入れ値が変わります。編集部の読みでは、だから輸入品を扱う商社営業は、販売先への価格を決めるときも、在庫をどれだけ持つかを決めるときも、為替を含めた仕入れ値で考える必要があります。輸入品の価格改定や、為替を見ながら発注の時期を決めた経験があれば、職務経歴書に書く価値があります。
中小企業庁の「価格交渉促進月間(2026年3月)フォローアップ調査」では、受注側の中小企業に、コストが上がった分のうちどれだけ価格に反映できたか(価格転嫁率)を聞いています。全体の転嫁率は54.2%でした。卸売の会社が売り手(受注側)の取引では62.9%、卸売の会社が買い手(発注側)の取引では54.6%です。

出典:価格交渉促進月間(2026年3月)フォローアップ調査の結果(中小企業庁) p.14・p.15
この調査は中小企業の回答で、大手の商社の取引をそのまま表すものではありません。それでも、卸売という業種が、売る側としても買う側としても価格の話し合いの当事者であることがわかります。
編集部の読みでは、商社営業は、仕入先から値上げの申し出を受ける立場と、販売先に値上げをお願いする立場を同時に持っています。仕入先の値上げを根拠を確かめて受け止め、その根拠を販売先にも示す。両側に同じ根拠で説明できることが、粗利を守る力になります。取扱高の大きさだけでなく、仕入れ値と売値の両方をどう動かして粗利を残したかを書きましょう。
まとめると、いまの商社営業の職務経歴書では、取扱高に加えて、どんな取引を新しく形にしたかと為替や在庫、与信まで含めて粗利をどう守ったかを書けるかで差がつきます。次は、採用担当が書類のどこを見ているかを確認します。


こうした変化と採用の現場でよく見られる傾向を踏まえると、商社営業の採用担当は、書類から次の3つを確認しています。
3つとも、答えになるのは「人脈」や「調整力」という言葉ではなく、取引の両側・利益・前後の数字です。商社は扱う商材も取引の形もさまざまです。応募先の採用担当が自社の営業と比べられるように、具体的に書きましょう。
ここからは項目ごとに、NG例とOK例を並べて解説します。OK例は記入例からの引用です。商社営業の書類で特に差がつくのは、新規商材の書き方と、粗利・在庫・与信の実績です。
職務要約は、採用担当が最初に読む部分です。経験年数に加えて、扱う商材・販売先と仕入先・担当の範囲を入れます。
× NG例
大学卒業後、専門商社に入社し、営業として既存顧客への販売を担当してまいりました。仕入先とも良好な関係を築き、売上の拡大に努めてまいりました。
ここが惜しい
○ OK例
大学(経済学部)卒業後、2016年4月に化学品の専門商社である株式会社サンプルトレーディングに入社し、約10年半、法人営業に従事してまいりました。塗料・インキ・樹脂加工メーカーへの販売と、国内外の仕入先との取引の両方を担当し、欧州メーカーの添加剤を新たに導入して5社に採用されました。(中略)2025年度は粗利 約3.9億円(達成率105%)を達成しました。
ここが評価される
成果は、取扱高より粗利で書くのがおすすめです。データの章で見たとおり、仕入れ値は為替や原料価格でも動くため、取扱高の増減だけでは自分の営業の成果かどうかがわかりにくいからです。
職務経歴は、商社営業の書類でいちばん重要な項目です。下の画像の3つのポイントを押さえると、同じ経験でも伝わり方が大きく変わります。

× NG例
化学品の営業を担当。新規商材の開拓に取り組み、海外メーカーの製品を導入しました。顧客のニーズに合わせた提案で、取引を拡大しました。
ここが惜しい
○ OK例
【プロジェクト】欧州メーカーの水系塗料用添加剤の国内導入(2020年2月〜)
内容:展示会で見つけた欧州の添加剤メーカーと交渉し、国内の販売代理店契約を締結。輸入・通関・国内在庫の手配を整え、塗料メーカー11社でサンプル評価を進めて5社が採用
成果:2022年度の取扱高 約2.3億円、粗利率 約15%(部の平均 約9%)
ここが評価される
【担当】の行では、販売先と仕入先の両方の数を書きます。記入例の現職なら「販売先35社・仕入先12社(国内9社・海外3社)。取扱高 年間 約38億円」です。取引の両側の数と取扱高が1行でわかると、商社営業として任されていた範囲がすぐに伝わります。
取引先名・仕入れ値は書かない
仕入先や販売先の社名、仕入れ値・販売価格は書きません。「欧州の添加剤メーカー」「塗料メーカー11社」のように、地域・業界・社数で書けば十分に伝わります。代理店契約の条件も、契約を結んだ事実までにとどめます。
商社の利益は、売値と仕入れ値の差(粗利)から、在庫を持つ費用や、回収できなかった代金を差し引いて残ります。採用担当が知りたいのは、売上を増やす力と、利益と回収を守る力の両方です。
× NG例
取扱高を大きく伸ばしました。また、在庫管理や与信管理を徹底し、リスクの低減に努めました。
ここが惜しい
○ OK例
在庫の見直し(2024年度):在庫の多い20品目で、販売先の使用量と仕入先の納期を確認して発注点を見直し。在庫回転日数を約45日から約30日に短縮
与信の管理:販売先35社の取引限度額を半期ごとに見直し、支払状況の変化を審査部と共有。担当先の貸し倒れ 0件(2023〜2025年度)
【実績】2025年度 粗利 約3.9億円(計画3.7億円、達成率105%、前年比108%)
ここが評価される
在庫回転日数は、在庫を何日分持っているかを表す目安です。在庫を減らしすぎると欠品につながるため、記入例では「販売先の使用量と仕入先の納期を確認して」と、減らした根拠も書いています。与信は「貸し倒れ0件」だけでなく、見直しの頻度や社内での共有のしかたまで書くと、仕組みとして管理してきたことが伝わります。
粗利が社外に出せないときは「率」で
粗利の金額を書きにくい場合は、計画に対する達成率や前年比、粗利率の変化で示します。取扱高と粗利の両方を書くときは、同じ年度でそろえましょう。
職務経歴の中から、応募先で使える経験を3つに絞って箇条書きにします。ソフトの名前は業務知識・PCスキル欄に任せ、ここでは何ができるかを書きます。
× NG例
・調整力
・人脈の広さ
・Excel、販売管理システム
ここが惜しい
○ OK例
・仕入先と販売先の両方を担当し、商材の発掘から輸入・在庫・物流の手配までを一貫して進める経験
・粗利を軸にした取引条件の判断(価格・数量・在庫の持ち方・支払条件)
・与信審査と取引限度額の管理、危険物・毒劇物の法令に沿った物流・保管の手配
ここが評価される
化学品のように法令の決まりが多い商材では、法令の知識も実務の力です。記入例では業務知識・PCスキル欄に「消防法(危険物の貯蔵・運搬)、毒物及び劇物取締法に沿った出荷・保管の確認、SDSの受け渡し」と、法令名と実務をセットで書いています。危険物取扱者などの資格も、この実務の裏付けになります。
「人脈」は数と中身に言い換える
取引先とのつながりは、「仕入先12社(国内9社・海外3社)」のように数と地域で書きます。人脈そのものより、その取引先と何を成り立たせてきたかが評価されます。
自己PRは「強み → 進め方 → 結果の数字」の順に書きます。商社営業の自己PRは「フットワーク」「人脈」といった言葉になりがちですが、採用担当が知りたいのは、どんな取引を形にし、どう利益を残したかです。
× NG例
私の強みはフットワークの軽さです。お客様に呼ばれればすぐに駆けつけ、どんな要望にも応えてきました。
ここが惜しい
○ OK例
新しい商材を見つけ、売れる形に整える力
展示会で見つけた欧州の添加剤を、代理店契約・輸入・在庫の手配まで整えて国内に広げました。塗料メーカー5社に採用され、粗利率 約15%の商材に育ちました。
ここが評価される


商社営業は、取引の形や応募先によって、見られるポイントが変わります。どのタイプでも共通するのは、取引の両側・粗利・前後の数字をそろえることです。まずは表で全体像を確認しましょう。
| タイプ | 採用担当が見るポイント | 強調したい数字 |
|---|---|---|
| 専門商社の国内営業 | 販売先と仕入先の両方を動かし、物流・在庫まで手配できるか | 販売先・仕入先の社数、取扱高と粗利、物流費・在庫の改善 |
| 輸出入(トレード)中心 | 貿易の手続きと為替を踏まえて、取引をまとめられるか | 国・地域、取扱高と粗利、納期・為替への対応 |
| 新規商材・新規取引の開拓 | 商材を見つけ、契約から立ち上げまで形にできるか | 評価・採用の社数、立ち上げ後の取扱高と粗利率 |
| 商社からメーカー・メーカーから商社へ | 前の立場の経験が、応募先でどう役立つか | 取引の両側を知る経験、扱った商材の知識 |
国内の仕入先から仕入れて国内の販売先に売る、もっとも基本的な形です。採用担当は、取引の両側をどう動かしてきたかを確かめます。物流や在庫の手配まで含めた工夫があると差がつきます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【担当】塗料・インキ・接着剤メーカー 約40社への溶剤・樹脂原料の販売(仕入先 国内化学メーカー8社、取扱高 年間 約14億円)。受注・仕入の手配、タンクローリー・ドラム缶での配送の手配
【取り組み】小口の配送が多い12社に、発注をまとめる定期便を提案。物流費を年間 約600万円削減(2018年度)
ポイント
よくある落とし穴は、販売先のことだけを書くケースです。仕入先の数や、仕入先との調整で何をしたかを書くと、商社営業としての仕事の広さが伝わります。
海外から仕入れる、または海外に売る取引が中心の人です。データの章で見たとおり、輸入品の仕入れ値は為替でも動きます。採用担当は、貿易の手続きと為替を踏まえて取引をまとめた経験を見ます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
※記入例とは別の架空例です
【担当】東南アジア3か国からの樹脂原料の輸入と国内販売(仕入先4社・販売先22社、取扱高 年間 約26億円)
【取り組み】為替の変動を踏まえ、主要販売先8社と四半期ごとに価格を見直す取り決めを結んだ。2025年度の粗利率を約7%から約9%に改善
ポイント
よくある落とし穴は、語学のスコアを前に出しすぎるケースです。海外との取引では、英語で何をまとめたか(価格・納期・支払条件など)のほうが評価されます。
新しい商材や仕入先を見つけて、商売として立ち上げた経験です。採用担当は、見つけるだけでなく、契約から立ち上げまで形にできたかを見ます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
【プロジェクト】欧州メーカーの水系塗料用添加剤の国内導入(2020年2月〜)
内容:展示会で見つけた欧州の添加剤メーカーと交渉し、国内の販売代理店契約を締結。輸入・通関・国内在庫の手配を整え、塗料メーカー11社でサンプル評価を進めて5社が採用
成果:2022年度の取扱高 約2.3億円、粗利率 約15%(部の平均 約9%)
ポイント
よくある落とし穴は、立ち上げたことだけを書き、その後の数字がないケースです。新規商材は、続けて売れて初めて商売になります。立ち上げから1〜2年後の取扱高や粗利率を書きましょう。
商社とメーカーの間で転職する人も少なくありません。どちらの方向でも、前の立場の経験が、応募先でどう役立つかに言い換えて書きます。
職務経歴書に書きたいこと
記入例
※記入例とは別の架空例です
・化学品の専門商社で、国内外の仕入先12社の製品を比べて販売先に提案してきた経験(メーカーの営業として、競合品と比べた提案に活かせる)
ポイント
よくある落とし穴は、前の立場の言葉のまま書くケースです。「商権」「口銭」など、業界の中でしか通じない言葉は、「取引の窓口」「手数料」のように言い換えましょう。

最初にお伝えしたいのは、AIの使い方や、AIの経験を求める度合いは、応募先によって大きく違うということです。IPA(情報処理推進機構)の「DX動向2026」では、AIを導入している企業は従業員1,001人以上で8割近くにのぼる一方、101人以下では16.6%でした。
AIを使った経験がないからといって、書類選考で不利になると考える必要はありません。まずは求人票に「生成AI」「AIツール」などの言葉があるかを確認しましょう。記載があれば具体的に書き、なければ職務経歴に1行添える程度で十分です。
同じIPAの調査では、AIの用途として「文書・音声の要約、翻訳、校正」が82.5%と最も多く挙がっています。商社営業の仕事では、たとえば次のような使い方が現実的です。
どれも「下書き」や「たたき台」までをAIに任せる使い方です。SDSの内容や価格・納期・契約条件は、取引先の安全や判断に直結するため、出力を原本と照らし合わせて自分で確かめることがいちばん大切です。
対象の業務・使い方・確かめ方に、情報の扱いで気をつけたことを添えて書きます。
× NG例
生成AIを活用し、業務の効率化を図りました。
ここが惜しい
○ OK例
2025年4月より、社内で認められた生成AIでSDS(安全データシート)改訂版の変更点の洗い出しを下書き(配合など社外秘の情報は入力せず、原本と照合)
ここが評価される
記入例では時間の変化を書いていませんが、測っていれば「1件あたり約1時間から約20分に」のように前後を添えると効果が伝わります。測っていなければ、数字を作らずに使った業務と確かめ方だけを書きましょう。
商社営業は、仕入れ値と販売価格、両側の取引先名、販売先の与信の情報など、取引の両側から預かった情報を扱います。どちらか一方の情報がもう一方に漏れれば、取引そのものが成り立たなくなります。AIの経験を書くときは、次の3点を添えましょう。
使った経験を実際より大きく書くのは避け、面接で「出力のどこを直したか」と聞かれても答えられる範囲にとどめます。数回試しただけなら、業務知識・PCスキル欄に1行書く程度で十分です。
取引情報の管理を理由に、生成AIの利用を制限している商社は珍しくありません。ルールに従って取引の両側の情報を守ってきたこと自体が、商社営業として大切な姿勢です。
代わりに、道具や仕組みで仕事のやり方を変えた経験を書きましょう。記入例の「Excel(品目別の粗利・在庫回転日数の分析)」のように、数字を見える形にして在庫や取引条件を見直した経験は、AIと同じく「仕事のやり方を自分で変えられる力」を示します。

商社営業の数字は取扱高だけではありません。取引の広さ・利益・お金と在庫・物流の4つの切り口で探すと、書ける数字はたいてい見つかります。
粗利の金額を社外に出せない
金額を出しにくいときは、率と比較で書きます。
例:「担当の粗利 計画比105%、前年比108%」「新規商材の粗利率 約15%(部の平均 約9%)」
社内の規程で禁じられた数字は書きません。率と比較があれば、成果の大きさは十分に伝わります。
取扱高が、市況や為替で大きく動いた
取扱高の増減だけでは、自分の営業の成果かどうかがわかりません。数量や粗利率を添えます。
例:「取扱高 約38億円(前年比 数量ベースで約4%増)」
値上がりで取扱高が増えた年は、そのことを正直に書いたうえで、数量や粗利で比べましょう。
前任から引き継いだ取引が中心で、新規の実績が少ない
既存の取引を続けたことも、守った範囲と、続けるためにしたことを書けば実績になります。
例:「引き継いだ販売先30社との取引をすべて継続。値上げ要請の多かった2022年度に、仕入先6社と販売先の間で改定の時期をそろえ、粗利率を維持」
取引を続けるのは簡単ではありません。続けるために何をしたかを書きましょう。
与信や在庫の成果は「何も起きなかった」こと
貸し倒れや欠品が起きなかったことも、対象・頻度・期間を添えれば成果になります。
例:「販売先35社の取引限度額を半期ごとに見直し、担当先の貸し倒れ 0件(2023〜2025年度)」
何も起きなかったのは、見直しを続けた結果です。仕組みと期間をセットで書きましょう。
履歴書の学歴欄、入学・卒業の年で迷ったら
生年月日を選ぶだけで、入学・卒業の年月を和暦・西暦で計算し、学歴欄をそのまま作れます。早生まれ・浪人・留年にも対応しています。
職歴欄・資格欄・証明写真も、無料ツールでそろえられます。
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書き終えたら、提出前に次の項目を確認しましょう。
最後に、職務要約・職務経歴・自己PRで同じ数字(粗利、粗利率、販売先・仕入先の社数、在庫回転日数など)を使っている箇所を読み合わせ、食い違いがないか、達成率や前年比の計算が合っているかを確かめましょう。

扱った商材の深い知識に加えて、新しい商材や取引を立ち上げた経験、在庫・与信・物流まで含めて取引を回してきた経験を前に出します。応募する部門の商材や地域に近い経験があれば、1行添えましょう。
書ける範囲で両方を、同じ年度でそろえて書くのがおすすめです。どちらか一方なら、粗利(または粗利率・達成率)のほうが、採算を考えて商売をしてきたことが伝わります。
国内の取引が中心の求人も多く、英語が必須とは限りません。求人票で語学の条件を確認しましょう。海外とのやり取りの経験がある場合は、スコアより「英語で何をまとめたか」を書くと評価されます。
評価されます。多くの仕入先の製品を比べて提案してきた経験や、市況を読んで価格を決めてきた経験は、メーカーの営業でも役立ちます。応募先の製品に近い商材を扱っていれば、そのことも書き添えましょう。
AIの活用をどの程度求めるかは応募先によって大きく違い、経験がないことだけで不利になるとは限りません。求人票にAIの記載がある場合は、Excelでの粗利・在庫の分析など、仕組みで仕事を変えた経験を具体的に書きましょう。
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